この話は刑務所帰りの与太郎が名人・八雲師匠に弟子入りするってとこから始まりですがこの与太郎名前のとおりどうしようもねぇバカでなんと師匠の大舞台の最中に居眠りこきやがってこのとおり」!泣きついて置いてかれてようやく話を聞いてくれた師匠はおもむろにこう切り出した。 やったな与太郎!よっ真打ち!きまってるね与太!もう。 与太ちゃんは与太ちゃんだろ?お前にゃ与太郎がお似合いだよ。 与太郎似合ってるよ!おめでとさん!与太郎日本一!よっ!大統領!頑張れ!与太郎!頑張って~!よかったね!♪~ありがとうございますどうも。
なんやねんな助六襲名て今更。 いやね与太郎で真打ちじゃどうもまずいってぇしほかに縁のある名があるわけじゃねぇし…。 八雲師匠はなんて?へえ。 でもそんなんじゃ稽古の時間も取れねぇんじゃねぇですか?実はな落語家はもう廃業してん。 八雲師匠上がられます。 ええ~まさかてめぇの弟子のしかもあんな与太郎の膝前務める日が来るなんざついぞ思いやしませんでしたが…。 その与太郎が助六を継ごうってんですから。 松田)助六師匠。 四代目助六です。
オイラといりゃあ大丈夫!絶対毎日笑わしてやりやすから。 音羽屋!音羽屋!音羽屋!音羽屋!お~たおたおたおた…音羽屋〜〜!」。 実は昔八雲師匠に弟子入りを断られたことがあるんだ。 あの人の落語は圧倒的すぎてけどあの時期少しでも弟子を取ってくれてたら惚れて弟子になるってそうだもの。 古典に挑むってことはあまたの名人大師匠が全身全霊で磨き上げたものを否定して更新しなくてはいけないということ。 それがいかに強みか落語家さんならすぐ分かるだろ?やっぱり落語は生で見てこその芸。