今年の世界陸上日本代表の座を争う別府大分毎日マラソンは、既に選手エントリーの段階から火花が散っていました。 改革を迫られた日本陸連は、日本男子マラソンの象徴的な存在、瀬古利彦に舵取りを託し、東京2020へ向けて動き出した。 そして、今大会注目の中本選手、丸山選手ですが、それぞれ淡々とした表情でスタートを今、待っています。 また今大会は日本視覚障がい男子マラソン選手権大会も兼ねており2時間31分台までベストタイムを押し上げてきました。
風は西の風、途中、またこの別大国道に選手たちは折り返して戻ってきますが、そのときに背中から風が押してくれる、正午に号砲が鳴りました、別府大分毎日マラソン。 今年の大会、放送センターから解説は旭化成陸上競技部のコーチ、川嶋伸次さん、そしてそのお隣はゲストでございます、中国電力陸上競技部の新監督、油谷繁さんです。 世界陸上ロンドン大会に向けて注目の安川電機、中本選手は集団の真ん中辺り、そして旭化成の丸山選手はその後ろ、ぴったりとついています。 フィニッシュは大分市営陸上競技場。
いよいよ戦いが始まった別府大分毎日マラソン、別府の市街地、画面向こう側から選手たちは国道10号を今、北上しています。 第66回別府大分毎日マラソンはアクセラスポーツの計4台の車をご提供いただいています。 この大会のオフィシャルドリンクにはアサヒ飲料からスポーツウォーター、スーパーH2Oのほか、三ツ矢サイダー、カルピスウォーターなどをまた、競技場内や沿道の皆様に経過時間をお伝えするオフィシャルタイマーはSEIKOのご協力をいただいています。
小森コーポレーション、秋葉選手の後方に早くも海外招待選手、ナンバーカード3番、アメリカのエグレストン選手が遅れ始めています。 この大きな先頭集団の中ほどに、注目の安川電機、中本選手がいますレースが始まってすぐに、磯松さんずっとこの後ろ、注目の選手がついている。
今年のレースは日本視覚障がい男子マラソン選手権を兼ねて行われています。 今大会は日本視覚障がい男子マラソン選手権大会、障害者男子マランの日本一を決めることとなっています。 去年の別大マラソンで活躍した選手たちがリオパラリンピックでメダルをとりました。
先頭集団の人数は今34人というところなんですが、その中に黄色いナンバーカードが招待選手、一番後ろに西鉄の18番・石田選手がつけているという状況です。 先頭集団はまだ30人を超える大集団の中で縦の長い隊列を組みながら進んでいます。 この集団の一番後方にいるのが国内招待選手、愛知製鋼の大塚となっています。 海外招待選手は5番のアイルランド、ポロック選手、既に先頭集団からこぼれています。 国内招待選手、国内の一般ですが、注目選手が先頭集団を形成している状況です。
ここでペースアップした去年のレース、少し集団からこぼれ落ちてしまった選手もいた中で今年は集団の形、位置取りはあまり変わっていないのが1つの特徴でしょうか。 招待選手の中で大塚が少し集団から離れています。 大塚良軌選手は、福岡国際マラソンに続いてこのレース挑戦してきました。 何と言ってもこの大会、招待選手の中では、注目の中本健太郎です。 オリンピック、世界陸上と国際舞台で2度の入賞を果たすなど、日本男子マラソン界を牽引してきた中本健太郎。
去年の北海道マラソン5位に入りまして、これからマラソンを本格的にやろうという、赤いユニフォームですが、東洋大学出身。 箱根駅伝ではMVPも獲得した東洋大学出身の大津顕杜選手がマラソン、どう結果を出すのか。 楽しみなランナーが先頭集団に何人も含まれています。 先頭集団、少し動きがありましたレースが始まってずっと先頭集団の後方にいた旭化成の丸山なんですけれども、その位置取りを上げてきています。
先頭集団は間もなく15kmに差しかかろうとしています。 先頭集団、注目のMHPS、木滑選手が画面中央に映っていますがここまではあまり目立つような位置取りではないですね。 レースの前には、集団で中本選手また丸山選手をターゲットにしたいという話をしていましたが、中本選手はかなり集団の後方をずっと走っていますね。 先頭集団は現在、20人強というところなんですが、一番近くには海外招待選手、ケニーが走っています。 今、先頭集団後方に大塚製薬の選手が下がっていきました。
今年の大会は日本視覚障がい者男子マラソン選手権も兼ねています第3移動から小田アナウンサー、今の様子はどうでしょう?現在14.5km付近。 去年は自己ベスト更新できたけれども、岡村選手や和田選手に選考を持っていかれてリオオリンピックはあと一歩だったと、この悔しさをもって、今年の大会に出てきています、熊谷豊選手の姿をご覧いただきました。 注目選手、カネボウの門田も先頭集団の一番後方につけています。
ですから背中から日差しを浴びると、川嶋さん、暑いと言われますが、それは感じなくてよさそうですね?いろんな気象コンディションがあって選手には得意、不得意があります。 その後ろにMHPS、木滑良がいま去年の北海道マラソンのチャンピオン。 北海道マラソンでは35km以降でンの優勝を勝ち取って3度目のマラソン、別府大分に戻っ選手たちは間もなく20kmとなります。 ここまで5kmごとのスプリットタイム、15分17、15分17、15分14秒と刻んできています。
その門田選手なんですが、19km辺りで先頭集団の真ん中ぐらいまで戻っていったんですが、やはり20kmを過ぎた時点で、今度はかなり疲れ果たしたというような表情で今、手元の時計で3秒ほど先頭集団から遅れています。 その前には国内招待選手、旭化成の足立選手、2008年の別大マラソン初優勝を飾った選手、しかも大分出身で沿道からの声援も多いんですが、ここに来て少し苦しい走りに変わっています。
レース内容とタイム、そして川内優輝選手が去年の12月に福岡国際マラソンでマークした2時間9分11秒のスプリットタイムをご覧いただいています。 油谷さんが2時間7分台の記録を出したときに、追いつ追われつで次々にいろんな選手が出てきた、あれは何だったんですかね、原因としては?私の場合は、同学年の選手がマラソンで走ったんだ、よし、俺も負けてられないぞという、やはりそういう勢いはありました。 丸山文裕、2度目のマラソン、全長6~7km弱ありますこの別大国道の海沿いのコースです。
その大津顕杜の所属チームはトヨタ自動車九州。 バルセロナオリンピックの銀メダリスト、そして勝負勘、勝負強さというもの徹底的に教え込まれたようです。 その大津顕杜、3年前の箱根最優秀選手。 過去、箱根駅伝でМVPを獲得して、後にマラソンで成功を収めた選手は今井正人、ただ一人。 自然と勝ちにいく意識というのが芽生えてきたような今、箱根のМVPという話もありましたが東洋大学では箱根総合優勝を2度経験、自らも8区と10区で区間賞を獲得。
現在先頭集団、まだ20人を超える大きな集団の中で富士通の千葉健太がちょっと先頭集団から距離を離されています。 去年は本番までに疲労がとれなかったんですがと話していましたが直前、奄美大島の合宿、しっかり調整してやって来たんですが、しかし、ここで先頭集団からこぼれ始めています。 同じ富士通から荻野選手も招待選手、先頭集団を走っています。 佐久長聖高校、駒澤大学と非常に活躍目覚ましい選手でした、千葉健太選手です。
画面は大石をとらえました…、トヨタ自動車九州の大津選手をとらえましたが、ちょうど先頭集団は大分県立美術館。 それからその前の吉田アナウンサーからのリポートがありましたがトヨタ自動車の大石選手が、少し集団から遅れ始めているという、川嶋さん、第1集団がそうなると6人という感じで分かれましたね。 間もなくその丸山選手の大応援団があるものと思われます。 丸山選手が関心していました、去年の全国高校駅伝、4位は本当に見事、過去最高順位。
この弁天大橋の右斜め前方にフィニッシュ地点、大分市営陸上競技場です。 先頭、一気に飛び出したのはエチオピアのデベレ、そして中本とデベレの距離ですが、弁天大橋の前では2秒だったんですが現在は4秒と広がってきています。
油谷さん、果敢に28歳とはいえ機は熟したから出てきたんでしょうけど、大石選手の戦う姿勢、なかなかいい結構苦しい顔にはなってきたんですけど、まだ先頭集団につけるということは、体が反応しているということです。 とにかく普段練習に向かう姿勢がすばらしいと、佐藤監督も褒めていますが、1カ月前の徳之島の合宿では距離走で3回集団から離れて、3度追いつくということをやったそうです。
レースを制するのは?そしてロンドンへ夢を実現するのは?先頭集団は中本、ケニー、デベレ、さらには伊藤太賀なんですが、26km、ペースメーカーが外れてからのスプリットなんですが、3分前後ということで、磯松さん、全くペースは落ちていない、むしろ少し上がっているぐらいですね。
昨今2時間7分台という選手は2年前の今井正人選手ぐらいしか、いないわけですが、もう一回、ここに日本人選手が返り咲くためにはそういった練習方法なんでしょうか?1人で走れるのが本当に強みですよね。 その差は5mとなっていますが、しかし、磯松さん、中本は日本人トップ、かなり強く言っていましたので、まさに日本人1位はほぼ間違いないと思うんですけど、優勝を目指して頑張ってほしいと思います。
34歳になってきた中本健太郎、14回目のマラソンに挑んでいます。 川嶋さん、これが2分台のスプリットが必要ですね?今、上りでしたので、上りで3分06というのは決して悪いタイムではありませんけれども、本当にいいタイムで刻んでいると思いますね。 中本とデベレですが、35kmから36kmは3分6秒というスプリットだったんですが、36kmから37kmまで2分59秒と、再び3分を切ってきましたね。
先頭・中本健太郎、あの悔しさを晴らすときです。 これが必要なんですね?優勝と川内選手のタイムを目標にしていると思いますので、そのためにはペースアップが必要だと中本選手本人がわかっていますね。 そして別府大分の大声援が中本に送られる。 このままいけば、悠々2時間10分を切ってそして世界陸上ロンドンに、また世界陸上の戦いの場に三たび手を挙げるという中本健太郎。
そのとおりですね、スプリットタイムも2分台に上がったり中本が優勝するために別府に、大分にやってきた、そう昨日はっきり言いました。 中本がマラソン人生初優勝に向けて、先ほどの38kmのギアの2段ぐらい上げた瞬間を見届けました。
中本、フィニッシュ予想が非常に気になりますが、手元の時計で2時間2分46秒というタイムでですから手元の資料を見ていきますと、2時間2分46秒ですから、2時間9分30秒前後、ですからあと20秒ほど、磯松さん上げなくてはいけませんね。 そしてデベレとの一騎打ちも制した、今ご覧いただいている映像を送り出している地元大分OBS大分放送の社屋の前を今、中本がまさに勝負師として男らしい顔で通過していきました。 そしてロンドンの地は2012年、ロンドンオリンピックで踏みましあのときは6位入賞。
中本の頭の中に、やったぜマラソン初優勝、いよいよロンドンに帰っていく、その決意、マラソン初勝利へ、今、左手を挙げました!大きな拍手です、日本マラソン界の第一人者、安川電機の中本健太郎、悲願のマラソン優勝の瞬間を間もなく迎えます。 マラソン14回目、ここ2回の大会では結果を残せなかった中本健太郎、復活のレース、念願のマラソン初優勝!フィニッシュタイムは2時間9分33秒、2時間10分を切りました。 見事マラソン初優勝を成し遂げました、安川電機、中本健太郎選手の優勝インタビューです。
2012年のロンドンオリンピックが6位、そして2013年のモスクワ世界陸上5位、国際大会2大会連続入賞。 日本マラソン界ではこれ以上経験がないという、そんなランナーも、これまでなぜか優勝がありませんでした。 やっぱりマラソンの優勝っていうのは格別なんでしょうね?そして途中までは善戦しました旭化成の丸山文裕、2度目のマラソン、今、フィニッシュしています。 フィニッシュ地点、大分市営陸上競技場、中国電力陸上競技部総監督、坂口泰さんの解説でお送りしてきました。