アニメイズム「昭和元禄落語心中−助六再び篇−」#10

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この番組のまとめ

寄席中至る所に火元があったてぇんだ。 落語をされていたと思うんですがその声がなんだかこの世のものじゃないみたいで無性に怖くなって逃げるように出てしまったんです。 それにこういうときにオイラがそばにいると師匠嫌がるんで。 あんなふうにやけどを負っちゃあ高座へ上がんのはますます難しかろうが…ここの大看板を長ぇこと一人で背負ってくれたんだ。 師匠にお見舞いって団子屋のおばちゃんにもらったんだ。 アネさんの大好物蜜たっぷりにしてもらいやしたぜ。 アネさん最近団子ブームか?しょっちゅう食ってんな。

テレビにいくら出たって好きな落語なんざやらせてもらえねぇしな。 あのさそういうんじゃなくて女の人の落語ってねぇの?はあ?女?廓噺ってこと?いやそうじゃなくて女の人がやった方が面白くなんのもあんだろ?何それ?どういうこと?う~ん…オイラにもうまく説明できねぇんだ。 なんだよそれ!3行も読んでないんじゃないかね君は!落語ってのは口に出してしゃべって客の前に出してそれをこねくり回してなんべんもなんべんも失敗してそいからやっと始まんだよ。 オイラは師匠の落語を生涯愛していくよ。 落語以外のあらゆることをね。

「オイラは煮魚の方が好き」。 「オイラは菜っぱ!」。 道楽の一つに釣りってのがありまして陸釣りなどをしてるってぇと同じ釣り好きが後ろへ回って見物だ。 オイラ忙しいんだよ」。 「やいやいやいやい先生。 先生いるかい?」。 えらく威勢のよすぎる八五郎だね。 彼岸中のハゼは中気のまじないになるからぜひ頼むとお前さんに言われたのが浅草弁天山で打ち出す暮れ六つの鐘が陰にこもってものすごくぼ~んぼぉ〜〜ん」…。 与太の「野ざらし」おっかしいのよどこまでもバカバカしくってさぁ。