5度の防衛を果たした元WBA世界ミニマム級チャンピオン、日本でまだ誰もなし遂げたことのない偉業に挑みます田口良一。 日本ボクシング界に新たな歴史を刻む田口良一の挑戦が今、始まりましたそして黒のグローブ、黒のトランクスに金のラインが入っているのが南アフリカ、ヘッキー・ブドラーです。 この試合の解説は、この田口チャンピオンのジムの先輩で元WBAスーパーヘザー級スーパーチャンピオン、内山高志さんです、どうぞよろしくお願いします。 田口は打ち合いもすごく強いですから、日本史上初めて、統一チャンピオンによる防衛戦。
日本、統一チャンピオンの田口良一青いグローブ、黒のトランクス。 相手、ガードも、パンチを田口は結構見てるので、なかなかジャブが当たりづらい感じがしますね。 第3ラウンドの中盤、田口チャンピオンのこの右ストレート、ちょっと集中し切れてない感じがありますね、田口。 その場合は田口チャンピオンの防衛となります。 チャンピオンサイド、伊藤隆佑アナウンサーです。
ディフェンス一辺倒になってしまった田口チャンピオン、第4ラウンドでした。 2団体統一チャンピオンとしては日本人初となる防衛戦を迎えている田口。 ただ、ここまでは挑戦者のブドラーがおもしろいように田口チャンピオンです。 そしてブドラーサイドなんですが、ディフェンス面の指示が非常に多く、出した後、とにかくすぐガードをすること、脇を締めて、タイトにいこうというのは、2ラウンド以降、一貫して出ています。 第5ラウンド、田口の武器、左ボディがブドラーを襲いました。 赤荻さん、チャンピオン・田口サイド。
田口の左ボディをしっかり研究しているからこそのブドラーの動きですね。 この近い距離はブドラー陣営は避けろという話がありましたが、その近い距離で田口がパンチを見舞っていく。 ただ、左ジャブで応せずにバックステップでパンチをかわしていく、ブドラーのパンチを空振りさせていく田口です。 第7ラウンドの中盤、田口の右アッパーがブドラーの額の辺りをとらえています。 内山さん、スタミナが豊富な田口、後半に強い田口、8ラウンドに入りました。
プレスをかけたい田口ですが、逆にブドラーにプレスをかけられている第8ラウンドです。 統一チャンピオンの田口良一、苦しい展開が続いています。 この状況を打開したい、田口良一の第9ラウンドが始まります。 自分が最強であることを、自分が強いということを証明したいと話していた田口良一。 赤荻さん、チャンピオン・田口陣営ですが、2つの言葉がありました。 10ラウンド、ガードの堅いブドラーのそのガードの合間を縫って田口の右アッパー、そして左ボディこれが田口陣営としても、見せたいコンビネーション。
WBA・IBF統一タイトルマッチ統一チャンピオン・田口良一、日本人としては初めての統一チャンピオンとしての防衛戦になりました。 田口の左フックがブドラーの右あごをとらえて、尻もちをついているんですが、これはレフェリーはスリップだと。 そして挑戦者、南アフリカからやってきましたヘッキー・ブドラー、元WBAのミニマム級スーパーチャンピオン。 勝つか負けるかわからない試合でお客さんを楽しませたいと話していた田口良一ですが、3−0という判定で田口良一、チャンピオンから陥落。