サワコの朝【山田洋次▽寅さんが生まれた日】

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この番組のまとめ

今日のゲストは日本映画の巨匠でいらっしゃいます。 だからまあ映画見ながらああ~あんなふうに生きられたらなあんなふうに感じることができればなってことをまあ不自由に生きてる人たち観客がみんなそう思ってちょっと憧れるってことでしょうかね。 東大にいってらっしゃったその学生時代に映画館に見に行って。

僕は「松竹」の大船撮影所で育ったんだけどもそういう映画じゃなきゃ駄目だあるいは黒澤明じゃなきゃ駄目だと思ってましたからね。 映画のいちばん基本的なフレームっていうかな骨格っていうかなそれがこう親子とか夫婦とか家族兄弟とかである必要があるっていうことですね。 山田さんはお父様のお仕事の関係で満州で生まれられてそれから東京大学法学部にお入りになって。 そりゃ映画研究会みたいなとこにいましたけども。 映画研究会に入られたんですか?うん。

ただまあ一生懸命もう無我夢中で撮って…撮ってやりましたけどね映画館に行って見てみたらねまあ観客もそんないませんでしたけども。 私たち松下幸之助商学院48期生17人はこれから私がやらなければならない事は父が今まで残してくださった店をこれまで以上に繁栄させる事でありこれこそが親孝行だと思っています。 この映画を撮るっていうことになったきっかけはなんだったんですか?渥美清というもうあの人はすでに大スターでしたからねコメディアンとして。

テキヤでフーテン暮らしで時々帰って来るとかわいい妹がいて…っていうシチュエーションは彼と話してるうちに生まれたんですね。 最初の頃のあれは見事なテキヤゼリフっていうんですか。 タコはイボイボにわとりゃハタチイモむしゃ十九で嫁に行くときた。 じゃあセリフを覚えるのにも苦労なさらなかった?全部頭に入れちゃいますから読まないですよ現場では台本を。

だからもうどうしてもそれが嫌でね渥美さんにも頼んであのカットもう一回だけ撮らせてくれと。 いいでしょ?ねえお兄ちゃんいいでしょ?また渥美さんと勝負しなきゃいけないなと思ってたらガラッと渥美さんは違いましたね。 で地方で一生懸命映画館を経営してる人たちの顔を見てますとねそうかこの人たちの向こうに大勢の観客がいるんだなと思いましてねよしじゃあやってみようかと思ってまあ渥美さんにも相談しまして。 匂うように美しくてというセリフが渥美さんとか倍賞千恵子さんもそうですね。