Nスタスペシャル現場から、西日本豪雨1か月 なぜ数多くの命が奪われたのか?

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この番組のまとめ

真備町中心部を走る道路です。 今回、番組では西日本豪雨を徹底検証。 倉敷市真備町では、町の3割が水に浸かり、51人の方が亡くなりました。 西原さん夫婦が住む倉敷市真備町の東の端、辻田地区。 そこから4km離れた箭田地区の2つの川が接する地点で異変は起きました。 真備町の中心部、箭田地区には冷蔵庫が流れていました。 近くには災害対策の中核となる倉敷市真備支所があります。 支所のある箭田地区周辺からの通報がほとんどで辻田地区からは2件だけです。

最初の浸水が確認されてからおよそ半日をかけて真備町の3割が水に浸かりました。 真備町というのは、浸水による被害の家屋が多かったんですが、やはりこういう堤防の決壊現場の近くではかなり勢いよく水が流れて家が完全に、その原形をとどめていないぐらいまで、被害を受けています。 スタジオに用意したのは、甚大な被害を出した岡山県倉敷市真備町の洪水のハザードマップです。 その豪雨によって真備支所の1階部分は浸水しました。

特に対策本部になった場合、そういった人が初動対応の主体になりますから情報の受発信も含めて防災拠点としての役割を果たすにはやはり水没しないエリアに拠点を置くべきだと思いますね。 この数字は広島県内に避難勧告が出た際に実際に避難した方の割合なんです。 今回、口田南地区で避難勧告が出たのは土砂崩れが起きる4時間以上前の午後2時半。 また、別の被災地区の住民は避難指示が出たときには既に避難できる状況ではなかったと証言します。 濁流が道路に流れ込みまるで川のようになってしまった広島市安芸区矢野東。

その豪雨をもたらした原因は明らかになっているんでしょうか?その前に台風7号が通過して、上空に寒気が入っていたんです、北側に寒気があったところに南の方から湿った空気がどんどん入ってもともとあった梅雨前線がより活発になったんです。

ちなみにこの大雨特別警報というのはもう少し前の段階で出せたりしないものなんですか?これだけ降らないと出せないんですか?いろんなところの状況を見て発表になるので、なかなか難しいものがあるかもしれませんね。 難しいものでこの特別警報が出てからでいいのかって視聴者の皆さんが甚大な被害が出ました愛媛県ではダムの緊急放流が浸水に拍車をかけたという指摘が出ています。 愛媛県西予市野村町の消防団の部長、二宮淳一さんです。 野村ダムのある西予市は緊急放流の前に、直ちに避難を始めるよう3回にわたって呼びかけたとしています。

今日住民の1人と話をしていますと生活を立て直そうとしているんですかと話を聞きますと子どもの頃から肱川とともに生活をしてきて眺めがとてもよくこの災害があっただけでは引っ越そうとは思わないと力強く話していて、野村町の人は本当に野村町が大好きなんだなということを実感しました。 野村町内では元の日常を取り戻そうと生活を続けている人が大勢います。

至るところで道路が冠水し、都心で雨水がマンションの地下室に続く階段へと流れ込みました。 3・11もそうでしたけど、犠牲者の多くが災害弱者と言われる高齢者とか障害者とか、そういう方々を今は避難行動要支援者、逃げ遅れる危険性のある方と呼ぶんですが、例えば真備町で51人犠牲になっていますが、その8割が避難ができなくい避難行動要支援者名簿に搭載されていた方なんですね。

山形県戸沢村古口の現場です。 すぐそばには最上川が流れているんですが、今回の水は山からやってきた、そして、山からやってきた水が普段ですと住宅地の中にある用水路を通って川に流れていくんですが今回は川が増水しすぎたために、なんとそこで水が出切らずに住宅地に流れ込んだということなんですね。 岡山、広島、鳥取に大雨特別警報が出された7月6日午後7時40分。 今回の豪雨では、車ごと流され、楽観視する住民たちをよそに浸水は静かに広がっていきます。