世界陸上ドーハ~男子・女子50km競歩〜

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この番組のまとめ

おととい、関電の岩根茂樹社長が会見を開き自身や八木誠会長ら20人が昨夜、八木会長はJNNの取材に応じおとといの会見について、説明が不十分だったとして近く、改めて社長による記者会見を開く考えを明らかにした。 昨日午前、静岡市清水区でJR東海道線の線路上に男の子が立ち入り、下りの普通列車がはねた。 昨日午後1時半ごろ、長野県松川町生田の天竜川で天竜川ホワイトウォーターフェスティバルに参加していた参加していた2人乗りのゴムボートが転覆した。

その後ろに前回大会のチャンピオン、フランス、ヨハン・ディニズが2位グループから抜け出してきて鈴木雄介に対して追いかけ始めているという現在の展開です。 やはりそれぞれ選手のスタイルというものが、日本代表にまでなっている2人ですから、一緒にわざわざ練習をする必要もないですし、自分たちのレース、しっかりと代表の場まで来られているわけですから、十分よい練習が2人とも、別々であったとしてもできていると思います。

そして今回ルールの中に入っている5分のペナルティー。 そこで5分のペナルティーを受けたときにそれがプラスに働くこともあるし、もちろんペナルティーですからマイナスに働く場合がほとんどです。 ペナルティーですね、早くも3枚の警告が出ました。 50km競歩の場合はペナルティーの中で5分間、20kmの場合は2分間待たなければいけないルールになっています。 このペナルティーゾーンの奥にあるのがDQボードで選手に何枚警告が出ているのか分かるようになっています。

その中には柳澤さん、今49歳、今年10月17日に50歳を迎えるガルシアですが、世界陸上の歴代最年長出場記録を更新しました。 今までは男子50km、ポルトガルのホルヘコスタが45歳ですべての競技の中の世界陸上の歴代最年長出場記録だったんですが、それを3歳以上、上回ることになりました。 ヘスス アンヘル・ガルシアが世界陸上の中でも歴史に名を残す選手となっています。 今大会、世界陸上としては初めて設けられました警告3回のあと5分のペナルティーエリアに入り、イギリスのコービシェリーもこのレースに戻っています。

今大会に向けては歩型に対する不安があった部分を解消しようと様々な努力もしてきて、国際的に見られても歩型違反がないようにそういうフォームに改善してきたということですが。 今大会に向けてはヨーロッパカップで3時間37分47秒で歩いていますので、しっかり調子を取り戻して、この世界陸上、2大会連続の金を狙ってくると思ったんですが。

現在、野田明宏がスペシャルドリンクを受け取るテーブルの奥で水をかけながら、何とか体調の回復を待つという状況になっています。 脱水症状気味なのかもしれませんね。 ただ手の震えとかは見た感じなかったのでその一歩手前ぐらいまで脱水が進んでしまっていたのかもしれませ鈴木選手だけがもう、我関せず自分のペースをしっかり貫いて歩いているところ。 日本記録を一度作り、初めて3時間40分台を切るという記録を作った期待の星・野田ですが、苦悶の表情を浮かべています。

この鈴木が先頭で、先ほどの勝木隼人は14kmの時点で先頭とはかなり離れて38位を歩いている状況です。 先頭を歩いているのは日本の鈴木雄介、15kmを通過しています。 前回大会のチャンピオン、もう一人の注目の、フランスのディニズと日本の鈴木雄介との差は1分31秒離れて、今、ディニズは12位です。 勝木が今、15kmを通過しました先頭の鈴木とは4分4秒差、38位で通過しています。

このまま1kmごとに10秒以上の差がつけていけるとかなり後半に向けてのアドバンテージは実力のある選手たちがそろってきているなというところですね。 そして先頭の鈴木雄介、快調なペースをさらにもう一段上げた状況で、先頭を単独で歩いています。 序盤でトイレに駆け込むというところもあったので、そもそものコンディションがよくなかったといったところでしょう16kmを通過する時点までは計測されていましたが、17kmを通過しないディニズ、途中棄権。

これでライバルがまた1人減るという状況で、現在2位のマテイ・トスとの間は、今、1分15秒差をつけている鈴木雄介です。 今回は女子50km競歩と同時に行われていますので、女子の選手を抜く形になります、鈴木雄介です。 記者会見でも鈴木選手は言っていましたが、とにかく50kmというのは、歩ききること。 そういった速さを持っている選手なのでこのあと、トスが鈴木雄介を逃し続けるのかどうかですね。

マテイ・トスも下がり、前回大会チャンピオンのディニズは棄権という中、単独で歩いている鈴木雄介にとっては条件はそろい始めています。 後ろから来るオウ・キン選手は、鈴木選手よりは、持ちタイム的には速い、38分2秒といったところがあるのでそこはマークを、折り返しのときにチェックしながら歩いていきたいスペシャルドリンクを受け取って、この袋の中にある氷を持って深部体温を上げないようにする、そして、その中で20kmを迎えようという単独トップの鈴木雄介。

2007年の大阪世界陸上から、長く見続けている中で、50km競歩はいろんなことがあるので、このままいくかどうかというのは、不安な思いもありながら、今、レースを見ているという感じですね。 やはり鈴木選手、彼が世界陸上の代表になっているときからこういう形で解説させていただいていますが、期待が大きいだけに、どうしてもその期待に応えようとして無理をしていたところが今まであったと思います。

勝木の前を歩いているラトビアのスモロンスキスにも4枚の警告が出て失格になっていますので、順位は1つ上がりそうですが、上がりきれるかどうか。 大学インカレで優勝、そのあと、実業団に入るということはけがの状況などもあってなくなり、アルバイトをし、みずから自衛隊に一般入隊して入って、自衛隊体育学校に進むことができるようになった。 鈴木選手より自己記録が1分ほど速いところがありますので鈴木選手に対してネガティブな印象も、感情も持っていないと思いますので、積極的にこれからレースを仕掛けてくる可能性はあります。

これまでの競技人生の中では、実業団に進むことができなかったときにはいったんは諦めかけていたが、心の底でこのままでは終わりたくない、学生の頃から世界陸上、オリンピックで優勝するんだ、周りの人にも言ってきた。 オリンピックにも出場していますが上位入賞はできなかったというビラヌエバが現在第2位に上がっています。

2位グループですが、日本の野田明宏がこの中にいてかつてのチャンピオン、リオデジャネイロオリンピック金メダリストのマテイ・トスらと2位グループを形成しました。 勝木選手も、なかなか鈴木選手に声をかける余裕もないと思うので先頭の鈴木雄介、この1km、また4分45秒、わずかながら、1秒ではありますが世界一美しく速い男といわれている鈴木雄介です。

高校生であれば、自分の学生生活の半分以上、ほとんどがけがで過ごすことになったとしたら復帰できないんじゃないかと思う選手が多いかと思いますが、やはり鈴木選手のように復帰できる選手もいますからけがだからといって、腐らずに頑張ってやってほしいですね。

しかし日本の50km競歩のレベルの高さというのは、前回、世界陸上のメダリスト2人が選考会で負けて出られないといった状況になっているのは層の厚さを感じさせられる結果ですよね。 この世界陸上でメダルを取れば、2020年東京オリンピックの出場が内定するという日本陸連の規定もあります。 このままいけば鈴木雄介は世界の頂点に立ってそして来年のオリンピックを地元で迎えることになります。

今までというのは相手がもっと強いんだ、もっと強いんだと思ってしまって歩いていた、練習していたんですが、山西とやると、そういう部分で非常にお互いの引き出しを引き出せるし、お互いに高め合って、もっと先のレベルに行けるという、そういうメリットがあるということで、20kmの専門の山西と一緒に練習してスピードも磨いてきた鈴木です。 鈴木選手、20kmの世界記録保持者ですから、そこで強さのある山西選手、その2人が一緒に練習することによって、お互いの新たな強みを再確認できる間柄だと思います。

まだ残り距離も20km近くありますから、そうなってくると、ペースを上げるのはハウクネス選手もちょっとできないかなと思いますね。 このまま鈴木選手、もしあったとしても彼が金メダルを取ったというドラマで完結してほしいなと思いますスタート時点から、この鈴木雄介がトップを守り続けています。 柳澤さん、国際審判が見て歩型の違反をチェックするわけですが、国際審判というのもレベルがあって、さらにこの配置されている国際審判も様々な国の人たちが来ているんですね。

鈴木雄介と、2位の中国のラ・アトウの差ですが、32kmの時点で3分13秒とまた開きました。 この23秒後ろに、中国のギュウ・ブンヒンがいるんですが、中国のギュウ・ブンヒンは3位ですが、警告が2枚、立て続けに出ましたねロス・オブ・コンタクトが今2枚出ています。 ギリシャの抜かれたパパミハルがこんな速いのかという感じで、隣の鈴木雄介を見ました。 ここでスペシャルドリンクのところにやってきました。 男子50km競歩、現在トップは日本の鈴木雄介。 今村コーチから、新たな氷とスペシャルドリンクをもらいます。

今までの世界陸上で一番途中棄権が多かったのが2007年の大阪の世界陸上。 ちなみに、2016年のリオデジャネイロオリンピックもなかなか暑い中で行われましたが、そのときにも失格が13人、そして途中棄権は19人いたということですから、今回もまた、それに非常に近いような、完歩する率が減るんですかね。 今大会出場しましたので、世界陸上最年長出場記録を達成しています。

今のお話と同じように、前回大会、銀の荒井選手が出られないということで、メダルを途絶えさせたくない思いで歩いているんだと思うと鈴木選手もベテランから若手まで切磋琢磨して、日本チームという、メダルを取りに行く体制ができていると、実力も精神も、やはり日本を引っ張る選手だなと思います。

日程が始まって早い段階で選手がメダルを取るといったら自分もあとに続くこうということで、いろんな選手のモチベーションが高まってくると思うのでぜひ日本チームの先陣を切って鈴木選手にはメダルを取ってほしいですね。 一日で2つのメダルを取ったのがリオデジャネイロオリンピックで鈴木選手の今日のレースだと思います。 ここで鈴木選手がメダルを取ると、20km競歩に出る高橋選手、山西選手、池田選手、この3人に高橋英輝も日本選手権を連覇して臨んだんですが、なかなか取れなかった。

氷を取り出して、この後また新たな氷をもらう動きがルーティンにな前回大会のチャンピオンが前に行ったとしても残り10kmでメダル圏内まで2分差があったとしても逆転可能です、スピード勝負になったらこっちのものということで、あえてそのペースはしっかり保ったままで最後の10kmに勝負をかけようとしていました。 この辺も余裕を持ってできるというのも、タイム差があるからこそだと思うのでやはり鈴木選手のペースでレースができていると思います。

歩型違反が3回あると、50km競歩では5分間、20km競歩では2分間のペナルティーが与えられてペナルティーゾーンで待機しなければいけません。 スペシャルドリンクを取り、口にし袋をもらうのは、この中に氷が入っていて…40kmが一番のポイントだと話していましたがその前までにここまでは単独のトップを守る見事な歩きをしています。 ラスト10kmになると、気持ち的にも選手、楽になっていきますから、あと1kmずつカウントダウンが始まっていくという心理状態になります。

暑さ対策で給水の取り方がいかに難しいのか、改めて、これは来年の東京オリンピックへの大きな課題になるかと思います。 オリンピック史上初の競歩のメダルをもたらしました。 5人目に鈴木選手がなれる可能性はただ、暑さと湿度が高いというのは来年の東京オリンピックも似たような条件になりますね。 この暑さの中で、どれだけ体重が減るか、どういう給水をしたかというのは、来年の東京オリンピックに向けて非常に貴重なデータになると思います。

ちょうど30kmの手前でしたか、先ほども同じようなタイミングでコース上に設置されているトイレに入っています。 ここで気持ちもいろいろと、もう一度仕切り直すリセットをして、残り9kmはペース歩をしようというさらにこのあと、もう一度ペースを上げることもできるいったんの休憩を取った形になりました。 あと4周になると、もうカウントダウンを自分の中で始めていると思うので、8kmをどう歩くのか、スタミナと合わせてどういうペースで歩けばいいのかは、冷静に考えていると思います。

警告2枚をもらっているので、後ろの中国の選手、無理にペースは上げることはできないんですけど、ある程度、落ちてきて、頑張れば追いつけそうとなるとペースを無理して上げてくる可能性はあるので警告なしの美しいフォームで世界の頂点に立とうしている鈴木雄介。 灼熱の地、カタール・ドーハで来年の東京オリンピックと同じような暑さの中で、勝ちきるという力を見せつけることは世界のライバルにとって、鈴木雄介ここにありと見せつけることができます。

やはり鈴木選手に勝つためには、ハードなトレーニングを課さなければいけないと考えてしまいます。 沿道で心配そうに応援を続けている鈴木選手のご両親に伺いました。 金メダルもマラソンの選手、そしてハンマー投げの室伏選手、2種目の中でしかできていないんですね。 鈴木選手、先ほど少し給水をとってから歩いている時間が長かったのが気になるんですけれども、カタール・ドーハの男子50km競歩。

恐らく、ギュウ・ブンヒン選手、それほどペースを上げることはできないので、鈴木選手はもうギュウ・ブンヒン選手との折り返しでの距離を見ながレースをしていけばいいだけだと思います。 さらにまた2分5秒差ということで、ギュウ・ブンヒン選手、表情がきつくなってきたのと、先ほど周回遅れの選手に追いつかれているところもあります。 どちらかといったら、差で言ったらギュウ・ブンヒン選手とビエラ選手の差のほうが短いわけですからギュウ・ブンヒン選手、キツいというのは、ここ、無理しなくていいよといったところですね。

今にこだわり、未来にこだわり、歩き続けています鈴木雄介。 荒井広宙とのデッドヒートがあったリオデジャネイロオリンピック。 鈴木雄介、間もなく47km。 初めてオートマチックに動いてきたスムーズな動きに変わってきている鈴木雄介。 今まで鈴木雄介が完全に独歩状態ですので、忘れかけていますが、50km競歩は本当に過酷なレースです。 簡単にはいかないということが、今ようやくここで気づかされるぐらいの鈴木雄介。

鈴木雄介にとっては、この50kmで世界の頂点に立つという、自信を深めることにもなります。 ギュウ・ブンヒン選手、失格のおそれはありますけれども、鈴木選手の歩きを見て、ひょっとしたらと思っているところ、まだまだ狙えるんじゃないかとアドバンテージはあるんですけれども、できれば追いつかせたくないですね。 金メダルに向かって進んでいこう、鈴木雄介。 48kmを鈴木雄介が先頭で通過します。 鈴木雄介、もう一度ギアを上げている。

後ろ、まだカメラでもビエラ選手見えていないので、リードはまだまだあるとは思うんですけど、そこに絶対、油断しないで、トップを守れば日本競歩界初の金メダル。 男子50km競歩、過酷なレースの中で世界の頂点に鈴木雄介が立とうとしています。 今、ビエラの距離を確認したのでここでペースをしっかりと意識できると思うので、いけると思います20km競歩の世界記録保持者。 最後のひと踏ん張り、フィニッシュは見えている!さあ集中!男子競歩界初の金メダルへ、鈴木雄介。

男子50km競歩、日本の鈴木雄介、金メダルを獲得です。 この辺りの苦しみもよくご存じの柳沢さん、どう思われていますか?日本の競歩に携わる人間、誰もが金メダルを取ってほしい選手として鈴木選手の名前を挙げていたと思います。 その鈴木選手が金メダルを取ったというのは日本の競歩界にとって、とてもとても大きな意味を持つ、みんなが自信を持ってこの先、進めていける金メダルだったと思います。

ただ、世界の強豪たちも恐らくまねをする可能性も十分にあると思いますから、無理にペースを維持し続けるのではなく、きついと思ったら、少しゆっくり歩いてでも体力の回復をするといったところで50km競歩の新たな戦略の少しターニングポイントになった試合になったのかなと思います。 途中、徹夜で中継をさせていただいているんですけれども、本当に眠気が全然なく、鈴木選手には興奮するレースを展開してもらったなと思います。