東日本大震災で各地の沿岸部に到達した津波は川からあふれ出し、町に浸入。 各地の川をさかのぼり海から遠く離れた場所にも被害をもたらした河川津波。 実はこうした河川津波が特に猛威を振るったのが人口およそ6万人の都市です。 河川津波は本来、川へと流れ込んでいる排水管を逆流しマンホールの中を通って街中にあふれ出すといいます。 都市部ではマンホールから噴き出した津波によって避難経路が塞がれることも考えられるのです。
この想定外を1つでも多く頭に入れることで赤く示した部分が帰還困難区域、原則として今もなお人が立ち入ることができません。 確かに9年の時間を経て少し縮小はされましたが、まだ帰還困難区域が残っているわけです。 今も一部、帰還困難区域が残る福島県富岡町、夜ノ森地区。 1、3、4号機が相次いで水素爆発を起こし、夜ノ森を含む富岡町すべての住民に避難指示が出されました。
あちら側、JR夜ノ森駅があるんですが、あちらを通る常磐線の全線が復旧したということで、それに伴って夜ノ森駅の目の前、一部避難指示が解除されたということです。 この道路、私たちが立っている場所というのは一般の方でも立ち入ることができるのですが、ただ道路の横側に設置されているフェンスを隔てた奥側は現在も帰還困難区域になっているということなんです。 線路の右側、白で表示されている部分、かつては人が住んでいたところなんですが、帰還困難区域、現在立ち入ることができない状況になっているんです。
今、原子力発電所がある場所と巨大地震が起きうる場所、これだけ密接に近い位置関係にあるのが日本の現状なんです。 被災地の岩手県釜石でも多くの人が勇気づけられました。 去年9月、被災地で唯一試合が行われたのが岩手県釜石市です。 岩手県釜石市を襲った津波の一部始終を捉えた映像。 かつて、北の鉄人と呼ばれた新日鉄釜石ラグビー部が日本選手権で前人未到の7連覇を達成。
本日、東日本大震災発災9年を迎えるに当たり、政府を代表して謹んで追悼の言葉を申し上げます。 最初に、本年の政府主催、東日本大震災9周年追悼式の開催中止について申し上げなければなりません。 追悼式については規模縮小など新型コロナウイルスの感染拡大を防止する措置を模索を続けてきましたが、現下の状況を踏まえ、今が国内における感染拡大を防止するためにあらゆる手を尽くすべき時期であることから東北地方を中心に未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生か9年の歳月が流れました。
それは、駅構内の冠水をはじめ、深刻な浸水被害が連日報道された川崎市武蔵小杉の47階建てのタワーマンションで発生。 台風19号で深刻な浸水被害に見舞われたわれわれは台風当日のマンション内の映像を独自入手。 今回取材したタワーマンションの管理会社は今後も住民とともに協力して対策を考えていきたいと話していました。 今回私たちは首都直下地震で起きるとされる交通機関はまひ、帰宅困難者も続出するなど首都圏は大パニックに。 首都直下地震で多くの犠牲者を出すといわれている炎の竜巻、火災旋風。
事故現場の検証を行った、大阪工業大学の吉村教授です。 群衆雪崩が発生した当時の歩道橋の状況に近い実験に参加したのは男子大学生28人。 都心が帰宅困難者であふれ、群衆雪崩が起こりうる1平方メートル当たり10人の状況を視界が失われ、周囲の情報を得ることは困難に。
災害時、思わぬ危険をもたらす自動車避難。 高台へ向かう宮城県気仙沼の避難渋滞。 そして、岩手県釜石市の避難渋滞の様子。 つまり、車での避難は必ずしも想定外のトラブルはまだまだあります。 自動車避難の想定外2つ目、避難所へと向かう際のドライブレコーダーの映像。 こちらは東日本大震災のとき、宮城県多賀城市で車ごと津波に流されてしまったときの映像。