百田先生。 百田先生だってね もともと 彼女 ここに置くの反対だったわけだし。 ですから 思い切って 病巣部ごと 下行結腸と 腹膜播種を摘出し切除部オーラルサイドにストーマを造設する オペを行って抗がん剤による治療も 再開します。 患者が オペに耐えられるだけの 体力は?手術を 希望されるようになってから問題ない レベルに 回復しています。 執刀医は 百田先生ということで。 《お母さんは 末期がんだったらまあ 患者本人にとっても 損は ないわけだし悪いようには ならないって。 百田先生。
恋? あの 堅物な先生が?まさか。 先生もだよ。 えっ?いまさら 親父さんの 女性問題ぐらいで目くじら 立てるなっていうの。 だいたいね 親父さんと 張り合おうなんて お前百年 早いよ。 緩和病棟でも 在宅治療を希望する 患者さんが 何人か いるんだ。 患者さんや その家族と じっくり 向き合って最善の治療法を 選択するのが 医者の役目だ。 百田先生 お疲れさまです。 さすが 先生。 って 分かってるんじゃないですか 先生。 百田先生。 親子水入らず ゆっくり できるじゃないですか。 先生。