真奈さんが 人力車に懸ける 思いそれは 単なる 憧れではなく切なる願いでも ありましたこの日 真奈さんは 母親と 病院に向かいますその病とは…4cmほどもある 悪性のものでした頭痛や 視界不良など異変が起きたのは 高校1年生のとき当初 手術をしても 5年後の生存率は3割から 5割しかないと 言われました6時間に及ぶ手術は 無事 成功しかし 化学療法が始まり 10カ月以上の 入院生活ふと 夢見たのは かつて 鎌倉で見掛けた 人力車こんにちは。
母親を 人力車に乗せ 秋の鎌倉を 案内したいそれが 彼女の夢です病が 見つかったとき 真奈さんは 反抗期母親に 背を向けていましたそれでも 娘のために 母親は 手作りの料理を 運んでいました10カ月以上 毎日真奈さんが 母親への思いを つづった 手紙があります薬の副作用が つらく泣き言ばかり 言っていた あのころそれでも いつも そばにいてくれた お母さん支えられた 10代から支え合って 生きていける 20代へ今こそ 感謝の気持ちを 形で表したいそれが 真奈さんの思いですこうして 強がりを言えるのも お母