謎解きはディナーのあとで #02

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東2丁目の若林動物病院で 事件だ。 毒物は検出されませんでしたがじゅうたんに染み込んだワインと テーブル上の小瓶からは若林 辰夫は ワインを注いだグラスに小瓶の中の青酸カリを 混ぜて飲んだ。 《実は ゆうべは兄の誕生日でして《あまり ひとさまに お聞かせできるような話では《ええ 連れ合いを 10年前に病気で亡くして以来つまり家族に再婚を反対されしかも 藤代 雅美の愛情が偽りだと言われたことが ショックで若林 辰夫氏は自殺した。

《旦那さまはワイン好きで《あれは ダイヤル式の鍵が付いていてえっ?おそらく犯人は 辰夫氏が スナックに行っている間に辰夫氏の部屋に 毒入りワインを置いた。 まず ワインボトルに 毒を混入する方法ですがこれは簡単に解決します。 これはワインの熟成を促すための 空気穴として市販のワインの ほとんどに このような穴が開いているのでございます。 こちらに 練りたての からしとママの証言によれば 辰夫氏は1カ月ぶりに店に来たと 言っておりました。 犯人は明かりがついた状態で 辰夫氏の遺体がある部屋へ入った。

犯人はテーブルの上に 本があることに気付いた。 そこで 犯人は それを本棚に戻した。 おや ここまで聞いても まだ お嬢さまは犯人が誰か部屋に忍び込んだのは 火を持ち歩いている人よ。 想像はできているのですが 最後の決定的証拠が。 決定的証拠って何よ。 でも本当にメッセージカードが 添えられていたか分からないでしょ?いいえ 毒入りのワインを 確実に飲んでもらうためには必要不可欠だったはずです。 だとしたら 犯人に回収されてるんじゃない?少年は 火の玉が ずっと動いていたと言っておりました。