じゃあ 自信作ができたらぜひ わが社の文芸誌に 投稿してくださいよ。 だって カツオが 部屋の中でヒキガエルを 飼おうとするんですもの！何？ ヒキガエルだと？いや だから 冬眠するところを観察しようと思って。 ヒキガエル 冬支度…。 お父さんは 今 雑誌に 投稿する俳句を 考えてるんだ。 師匠は 文芸誌で 入選したこともあるほお！素直で 味わいのある なかなかの句ですよ。 オミナエシか。 オミナエシ…。
おすし屋さんの電話番号お分かりになりますか？ええ 分かりますよ。 何が 度忘れよ！磯野君って そういう人だったの。 見損なったわ！あっ… 花沢さん！うわっ！？ うわ～！あっ 磯野！お呼びでしょうか？うん 花沢と 何があったんだ？あの…。 席替え？磯野の隣に 座りたくないそうだ。 ひどいわ カオリちゃんと 早川さんの番号は覚えてるくせに。 泣いてないよ！許してくれなかったのか？電話番号を覚えてないくらいで あんなに怒ることはないのに。 中島は どっちの味方なんだ！磯野の味方だからこそ 来たんじゃないか。
どこが 優秀なのよ？いろんなところの電話番号を 覚え過ぎたのが 問題なんでしょ。 あっ 何でしょう？このノートに 私と早川さんの電話番号 書いて。 そんな！？磯野 僕のうちの番号は 大丈夫だろうな？あっ ああ…。 そういうことじゃなくて この部屋で ピアノを弾かれたら僕が 勉強できないじゃないか。 アハハハ おかしい！ピアノ 反対！ 断固 反対！来客のたびに 運び出すわけにも…。 賛成するのは ピアノの話を持ってきたのがノリスケおじさんだからだよ。
もし そのピアノが 手に入らない ようなことになったら僕が ワカメちゃんのために ピアノを買います！あなた！？ノリスケに そんな金があるのか？もっ もちろん ローンですよ。 あっ あなた！その前に 伊佐坂先生に相談を…。 あしたの午前中？ワカメちゃんが 学校から帰ったら 部屋に ピアノがあるわけです。 大きなグランドピアノで うちに入らなかったのよ。