副理事長と 話をさせてください。 こちらが 藤井副理事長です。 視察？この海診丸を 来年度以降 運営してくべきかどうか次の理事会で 審議するためです。 この海診丸を廃止しようと しているんですよね？廃止って？離島に住む人たちの 人口は 年々 減っています。 じゃあコータ先生の 契約 更新しなかったのも人件費削減のためなんですか？ それは 違います。 確かに 瀬崎先生は いいかげんでおちゃらけてるところも ありますけど。 この船には 瀬崎先生が 必要なんです。
その先生って どんな人だった？フェリーでね このプリン 大好きだって先生が 話し掛けてきたの。 先生に対して 失礼やないか。 でもね 眞子ちゃんと 一緒に 働いてる 先生だって聞いて安心したんだ。 先生。 先生さえ よかったら もう少し 泊まってったら いかがですか？お母さんのことなんだけど。 コータ先生 いなくなっちゃうの。 先生の お母さんの具合が 悪いんや。 医療スタッフや 乗組員が全員 下りてしまうなんて 前代未聞のことですよね？日内君。 私 眞子ちゃんと 海診丸で 一緒に働くのが 夢なの。
コータ先生。 負傷者が 緊急搬送されてきます。 大丈夫ですか？眞子ちゃん。 眞子ちゃん！典夫さん？典夫さん！典夫さん。 大丈夫ですか？口の中に ライト 当てて すすがないか 確認してください。 先生。 あっ！？ 先生！典夫さん！大丈夫か？海診丸に 搬送してください。 コータ先生。 コータ先生。 コータ先生。 先生！コータ先生。 コータ先生。 コータ先生。 大丈夫？えっ？ コータ先生。 最後の患者の 典夫さんです。 コータ先生！？日内さん。 大丈夫だよ。 コータ先生。
葵先生。 眞子ちゃん。 眞子ちゃん。 大丈夫だよ。 大丈夫。 大丈夫ですか？もうすぐ 帰れますから 頑張りましょうね。 コータ先生。 もう 大丈夫だよ。 コータ先生。 うん？私ね 眞子ちゃんの お手伝い いっぱい したんだよ。 眞子ちゃん。 コータ先生。 この船を 守るためとはいえ コータ先生にお前を 守る。 眞子ちゃん。 葵先生。 コータ先生も おる 思うて。 葵先生。 コータ先生携帯電話 忘れていっちゃった みたいなんですよね。