女将襲名披露に 向けて 志乃から踊りの稽古を 受けていた 奈緒子でございましたが…もう一度 はっきりと 申し上げさせていただきます。 私は 奈緒子さんに ほの心を 身に付けてもらいたかったんや。 心を決めた 奈緒子でございましたおはようございます。 あれ? 奈緒子は?何か用事があるとかいって 出掛けたよ。 奈緒子さん。 そのころ 奈緒子はといえばこのとおりです。 奈緒子さん 持ってきました。 もう 誰に気兼ねすることも ないんじゃない?じゃあ これからは 奈緒子さんの 天下ってことに?あっ。 奈緒子さん。
あの かぐらやさんが 保証人ならってもう 支店長まで 出てきて 即決だよ。 保証人の欄に 署名と はんこ よろしく お願いします。 それも これも奈緒子が うちに 嫁に きてくれたおかげだよ。 奈緒子 来てから おふくろ ちょっと 変わったような気がすんだよ。 奈緒子が そうやって 本音で 生きてるからさおふくろも それに乗っかって 本音で ずけずけ 物 言ったり今日みたいに 怒って 八つ当たりしたりしてさ。
市の観光課の方が 来期の観光ブックの ゲラをチェックしてほしいと。 もう少し あちらのホテルでフロントマネジャーの 勉強 したいんやて。 村田さまを 茶屋街で お見掛けして。 村田さまのところにお花の お稽古に行く 言うてたのにおかしいやないですか?数日後 村田が 客を連れ 食事をしにかぐらやへ やって参りました村田さま。 村田さまには この かぐらやは本当に お世話になっておりまして。 誰が ほのようなこと?奈緒子君だよ。 村田さまには お花の お稽古を つけていただいておるとか。