ですが 研究が 成功するまでは藤吉先生は その患者から 離れられません。 お前の患者の方は どうだ?藤吉先生の研究って すごいですよね。 それを 傷んだ 心筋の表面に 貼れば患者自身の心機能が 改善するという仕組みだそうです。 自分の細胞だから 移植と違って拒絶反応も 起こしにくいし 外科手術に比べて患者の体への負担も はるかに少ない。
ERの患者を循環器に回そうなんていう 世間知らずはよ。 鬼頭先生 ご提案の gateway方式を 採用した結果が 早速 表れました。 ERは 患者の gateway 入り口となる。 医療は 慈善事業ではないと 理解されている 鬼頭先生こそ真の総合医だと 思いますよ。 新しい 医療の審査に 慎重なのは 結構だけどそのせいで 日本の医療が 世界水準から後れを取っているというのはビジネスとして 致命的だったからね。
チームドラゴンが 患者を 連れてきた?すごい病院ですね。 チームドラゴンは もう 卒業されたんですか?あのね…。 噂の チームドラゴンの オペが 見られるんだな。 俺が監督するチームドラゴンの オペっていうのはな…。 L&Pの 経営コンサルタント 岡村です。 桜井病院も 朝田先生のチームが 加わられてさぞ 心強いでしょうね。 だからこそ桜井病院への協力は 惜しまないんですよ。 朝田先生が 腕を振るうのに ベストな環境でしょう。 昔の桜井病院が 帰ってきたみたいで 懐かしくて。
検査の結果 HITが 発覚した。 ヘパリン起因性 血小板減少症。 心筋シートを貼る方法ならヘパリンを投与せずに 処置が できるのに。 その際 ヘパリンという血液が固まるのを 防ぐ薬を 使うんですが。 術前検査の結果 加奈ちゃんにはそのヘパリンが 使えないことが 分かりました。 今 心筋シートが 使えなければ一人の患者が 命を落とすことに なるんですよ。 失敗したら それが原因で 再生医療の研究が10年 20年と 立ち遅れてしまう 可能性があります。 藤吉先生の 心筋シートも まだ 使えませんし。