えっ?ニューヨーク?反対すると思われた 姑の圭子も これには 大賛成し瑠璃子も 無事 東京に戻ることと なったのでございますですが…姑というだけで 理不尽に 嫁を 従わせようとするなら私は 今後も姑とは 戦うつもりです。 ですから 大女将と 奈緒子さんが いるかぎりかぐらやは 落ち着くことが ないような 気がしてるんです 私。
その腹いせに私を ぎゃふんと いわせたかったんでしょうけど瑠璃子さんは 無事 東京に帰ったし。 でも 大女将 黙ってるかな?勝手に 着物 作ったりして。 伊勢屋さんに 取り寄せた反物着物に 仕立ててもらうことにしました。 瑠璃子の方は 何とか 片付いたと思うたんに。 うちの嫁姑問題は 相変わらずや。 大丈夫です。 ここに 早稲田大学って 入れてあげたら?お兄ちゃん 地元だったら 去年も 受かってたのに絶対 東京の大学に 行きたいって 1年 浪人したんだもん。 100% 大丈夫だって 言ってたもん。
これが 便所の神様です。 金沢では トイレを 新しくしたり改修したりするときには この神様を トイレの下に埋める風習があるんです。 お姉ちゃんが 東京に 帰ったと思ったら今度は お兄ちゃんも 東京に 行っちゃうのか。 でも 翔太君 東京の大学に 行くことが 夢だったからね。 東京の 大学に行って 一人暮らしすること。 翔太坊ちゃまは 子供のころから 何か うれしいことがあると真っ先に 家族に 知らせてきたんで。 東京に着いたら すぐに 電話しようと 思ったんですけど。
やっぱり 瑠璃子さんがいると 部屋が 奇麗に 片付くわね。 せっかく 瑠璃子さんが 帰ってきてくれたっていうのに。 私はね 久しぶりに瑠璃子さんの おいしい手料理が 食べれると思って残業 切り上げて 帰ってきたのよ。 瑠璃子さんがね みんなの健康を 気を付けながらおいしいもの 作ってくれてるってのがよく分かったわ。 ほやけど 1浪してまで 東京の大学 目指して頑張っとったんにな。 ほんな 東京なんか 行かんでも こっちの大学に行けばうん。