何か 問題ある？」「そうよ そうよ！」「ねえ！」まったく 聞き耳を 持ってくれない ママたちに私は 何も言い返せませんでした「つうか いつまで そこ 突っ立って 見てんのよ」 「早く どっか行きなさいよ」「つうか 仕事？」「ちょっと 店長 聞いてくださいよ！」「ひどい お客さまがいて…」「そうですか」「『そうですか』って ちゃんと 聞いてます？」「何ですか？」「すいませんが オーダー 取りに 行ってもらっても いいですか？」「ハァ… 分かりましたよ」「はい そうですけど」「なら この子たちが 店の中で 遊
長野の塩尻です」 「あ～ はいはい はいはい」「あの 田舎そばの本場ね！田舎そばの！ ハハハ…」「何？江戸っ子ぶりたくて そば屋に通い始めたくちなんじゃないの？ うん？ そうなんでしょ？」「分かってるって！背伸びしたい年頃だもんな」「でもね 知ったかは すぐ バレちゃうから」「ハットリは お前 どこだっけ？」「確か 北関東の ど田舎だったよな」「えーっと 確か…」「茨城の水戸です」「あっ！そっか そっか そっか そっか！」「ごめん 今 気付いたわ」「だから お前の出す企画って 何か こう 粘っこいのな」
つまり この現在の そばの形は僕の出身地 長野県 塩尻が 発祥の地といわれてます」「あっ… あと 江戸っ子って 親子三代にわたらないと江戸っ子とは 言わないんです」「マツダイラリーダーの ご両親は 確か 鳥取でしたよね」「マツダイラリーダー」「実は このアプリ 作ったの…」「じゃあ この 『Ｂｙ， Ｍｔ Ｆ』って…」「『Ｍｔ Ｆａｒ』 『遠山』ってことです」本当の そば奉行は 遠山君だったのです「もう１つ 取って置きのお店が あるんで 今度 ご案内しますね」「ハハ… いや あの…」「ちょっと… え… 遠