いい?」「乾杯!」もちろん 無礼講のはずがありません馬場課長主催の忘年会 通称 馬場年会には毎年恒例の ある地獄の催しがあるのです「え~ では 早速ですが幹事の 岡崎の得点から 発表したいと思いまーす」「企画力 ゼロ!プレゼン能力 ゼロ!」「だけど事務処理能力だけは ちょびっと あるので 43点」「あ~ でも飲み放題メニューから ワインが抜けてたから 38点」「2年連続 赤点 おめでとう。
奇麗!「ちょちょーい ちょい ちょい ちょい ちょい ちょーい」私が 看護学生のころ 配属された病院には島本さんという 鬼主任がいました「ちょっと ちょっと! どういうこと? どういうこと」「杉本さーん 内田さーん どこに いらっしゃるのかしら?」どちらさまですか?」「私です」「このお花 キンセンカ」「はい」「杉本さーん!」「どうして 僕は こんなに 怒ってるんでしょうか?」「えっ?」「えっ?」「カッチ カッチ カッチ カッチ カッチ」「ブッブ~!」「ああ あなたの大好きだった キンセンカ」「あなたが 毎
私 奥で寝てるから」「はい…」「それが終わったら ディナーの準備ね」「メニューは 私が 考えておいたから! はい これ」「ネットで見た帝王ホテルの クリスマスディナーを 参考にしたの」「できる限り 近づけてね」「さすがに ここまでは…」「今日の クリスマス会はね支社長の奥さまも ご招待してるのよ」「ここでの評価が 旦那さんのプラスにつながるのよ」「かしこまりました」「あらあら?」「菜穂さん 文句あるの?」「私 あなたの旦那さんの 直属の上司の 妻なんだけど」「それじゃあ お願いね」「はい」「やろっか」私自