バイトやりませんか？作家の遠野リサさんがアシスタントを探してるんです。 アシスタントの子ね。 えっ？『小説駿峰』の私の連載続きのプロットを書いて。 どうした？大事件でも起きたのか？何だ？遠野先生が慧陽出版の連載を 落としたそうです。 連載小説の雑誌なんて 全部 売り切っても 赤字だ。 なのに 何で わざわざ どこの出版社も作ってる？原稿料 払って 作家を囲いこむためだ。 それで ページ数が足りないときに 補う 短編小説を品川先生に お願いしたいんです。
物語を進めるために 登場人物の キャラクターを ねじ曲げないで。 新しいアシスタントよ。 こちらは ファーストレンタルです。 遠野リサのマイナス要素を 上の耳に入れたくない。 原稿 １回 落としたくらいで 大騒ぎするようなこと？大丈夫なのか？どうして 最後の所で 夏実に嘘をつかせたの？その場しのぎの嘘のように 思わせておいて実は もっと大きな嘘を隠してた っていうことにしたかったからです。 ビストロフリエ 予約してください。 次は まともなアシスタントを 探すよう小田君にも言っておきますから。
で 調査をしましたところ誰かが パソコンから 試験問題のデータを盗みだしクラスの生徒たちにメールで送っていたことが 分かりました。 大樹が やったんですか？ いえ 大樹君は否定しています。 みんなが１００点を取った中大樹君だけ ０点でした。 大樹！《理紗遠野先生の原稿の様子 どうですかね？あっ 川原さんに聞くのも あれなんですけど。 あの私 次のアシスタントが 見つかったら長野に帰ることになりましたから。 これから 品川先生と ご飯なんだけどよかったら 一緒に どう？川原さんも。