「元グラビアアイドルの 石野 佑美ちゃんが 何と金沢の老舗旅館 かぐらやで 女将の修業中」おお。 でも 老舗旅館には ふさわしくないんじゃないの？そうよね。 ところで 真知子さんは？それが 個別指導の時間で。 大女将の お孫さんの。 さすが 大女将の孫ね。 えっ？ そうなの？大女将。 老舗旅館で元グラビアアイドルが 女将修業してるなんて。 ですが 大女将をはじめ菊亭の 菊さんや 他の女将さんたちもあまり 乗り気では なかったとか？それを お花の家元である 村田さまが 推されて。
ですが 佑美さんは まだ 仲居見習でございます。 でも 僕は 佑美さんに 会いに…。 佑美さんも。 これじゃ 佑美さんばかり 部屋付きになりそうね。 君も 元グラビアアイドルなの？はい？ねえねえねえ。 元グラビアアイドルと 同じにされたらたまんないのよね。 さすが 元グラビアアイドルだけあって慣れてるわよね。 ホントは うれしいんじゃないの？だいたい 全ての責任は 佑美さんじゃない。 大女将が佑美さんも 被害者だって おっしゃったんですから。
村田さまに ほう言うていただけて ほっと いたしました。 板長自慢の料理を 頼むよ。 塾生の面接で 村田さまが佑美さんを お推しになったと 聞きました。 だとしましたら 佑美さんは村田さま ご推薦のようなもので ございますよね？いやいやいや。 大女将。 村田さま。 じゃあ 大女将。 村田さま。 奈緒子君が？はい。 だから 女将さんが 戻られるまで 一生懸命 修業していこうと気合を入れて。 奈緒子君には 悪いが もう 時間の問題だろう。
佑美君も 頑張ってるようだね。 一日も早く 立派な女将になるように修業に 励みなさいね。 かぐらやで 女将になるために修業をさせてるんですね。 女将になりたいという 気持ちさえあれば素人の娘さんでも 女将に 育て上げようと金沢女将塾なるものを 立ち上げたんだよ。 その第１期生が この佑美君だ。 今日はね佑美君から。 はい？こういうことはね 女将になるためには ねっ？慣れとかないと。 さあ 佑美君。 大女将には 私から お話ししてみましょう。 大至急 救急車を呼んでくれ。