老舗旅館 かぐらやの女将」って 書いてあんでしょ?じゃあ 大女将はどうなんのよ?えっ?じゃ… じゃあ もしかして大女将の ご様子が おかしかったのは?このことでじゃないの?じゃあ これで また佐藤さまは 浅野川の見えるいつもの 梅の間に お通ししてください。 それでよろしいですよね 大女将。 ご常連の お客さまは長年 大女将の 申し送りがあるからこそ安心して お泊まりに 来ていただけるんです。 かぐらやは 大女将あってこその かぐらやでございます。 この かぐらやも 大女将から 女将の時代へ。
この かぐらやで 起こったことは何事も 大女将の お耳に 入れるのが 当然。 大女将に すぐに ご報告すべきでした。 でも 最近じゃ 大女将も女将塾には 協力してくれていたのに。 その真知子さんがね かぐらやの 女将の顔は奈緒子さんだって 思ってるんじゃこれは もう 大女将が おへそを 曲げられんのは無理ないことでございます。 でも 今度のことは大女将に 報告しなかった 私が いけないんだし。
ちょっと 強過ぎるかな?大丈夫よ。 大丈夫? ホント?あ痛ててて。 奈緒子も言いたいこと 言うようになっちゃってさ。 そんなときに 奈緒子さん かばう。 ほやけど 奈緒子さんに面と向かって ほんな 愚痴 言うたら 駄目。 あれ? 父さん 大丈夫?大丈夫じゃないよ。 えーっ?だ… 大丈夫?おはよう。 大丈夫?もう 2人とも 旅館の方に 行ったよ。 二日酔いだろうからって奈緒子さんが。 おばあちゃんも 奈緒子さんも あきれてたよ。 女将塾を 卒業した暁には 公私ともども 熊谷観光へと。