午後 3時20分港に上がった水は コンテナを 軽々と 押し流していきます水の勢いが 徐々に 強くなっていく中…画面下に映る 建物が 金野さんが いた場所でした従業員を 帰らせた後もまだ やらねばならない仕事が 残っていました港の燃料タンクの元栓を 閉める作業ですしかし 自分が避難するための 時間は 残されていませんでした逃げ場を求めて とっさに 駆け込んだ 事務所岩手県 大船渡市湾の奥で 水面に 変化が 起こり始めていたとき銀行の支店長 千葉さんは まだ 職場にいました職場を 離れられない 訳が あったの
平山さんの自宅は 避難場所である 高台まで平山さんの 家の中の映像このとき まだ 平山さんは 家の中です度重なる 余震で 足の悪い 平山さんにとって高台への避難は 難しい 選択でした平山さんは 現実的な 選択をしました娘と 孫に連れられ 鉄筋コンクリート造りの ご近所へしかし 2階建ての建物は見る見る 津波に 囲まれてしまいますそのときの状況を 平山さんの 孫が 撮影していましたその家の 奥さんと 平山さんら 4人の女性たちが屋上への 出入り口の中で身を寄せ合って 恐怖に 耐えていますそこまで 来たで。
津波は 8分で秋田県 男鹿半島に到達その様子が 高台の中学校から撮影されていました映像を撮影したのは 当時 この中学校で教師をしていた…わずかな時間で 到達した 津波が 写真に収められていましたしかし このとき 逃げることの できなかった人も いました岩場から 安全な高台まで 200m近く 離れています地震の揺れが 落ち着くのを待ち一段落して 海面を のぞき込んだときでした高台への避難を諦め 岩場の 最も高い場所で津波に さらわれないことを 祈り続けたと いいます32年前の 日本海中部地震8分で 秋田県
早く来る 津波から 自分の命を どう守るのか?まさに 秒との闘いを 強いられる 子供たちがいます太平洋に面した 高知県 四万十町 興津地区大津波が 押し寄せると 予測されています最大 34mの津波それは 岩手県 宮古市で 撮影された 20mの この津波の1.7倍の高さにも 及ぶことになります年に 5回 行われるという津波避難訓練を 取材させてもらうと想定の 最大震度は 6強このとき 高台へは 津波到達が 予測される15分以内に たどりつくことが 目標つまり 逃げるための時間は 残り 13分近くにいた 少年
そのときが 生前の母を見た 最後となりました鳥居さんに そこからの記憶は ほとんどないと いいますその判断を 鈍らせるほど いとおしいあの日 宮古市は 中心部も 濁流に のまれましたこの歩道橋も まるで 荒れ狂う川のようですコンビニの オーナーである 石曽根さんは高台にある 自宅で 地震に遭いましたがその後 海沿いを通った 先にある 店が気になり 車を走らせます途中 カーラジオで近くの町に来た 津波の情報は 聞いていたと いいますが…では なぜ 引き返さなかったのか?その答えが この映像の中に ありました