FNN報道特別番組震災と原発と日本の覚悟

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この番組のまとめ

被災3県の中でも宮城、岩手の 両県と比べますとやはり、福島県というのは 福島第1原発の事故によって大きく復興が阻まれています。 今日は、私たちが 注目するのはこの福島県で今、一体何が 起きているのかというところに焦点を 当てていこうと思っております。 福島県内の帰還困難区域に入った。 向かったのは、福島第1原発から わずか6kmの場所にある牧場だった。 この辺りでも、最も放射線量の 高い地区にある牧場。 この牧場の放射線量は 白斑の牛がいた牧場の4倍にもあたるが…。

その間に木の表面に 付着した放射性物質から至近距離で 被ばくし続けたと考えられる。 中でも、大型哺乳類への 低線量被ばくの影響は世界でも初めての研究となる。 ツバメの研究も進んでいましてVTRに登場した アメリカ人の博士も指摘していましたけれども チェルノブイリではこちらのように白斑が ツバメに出たんですね。 実は、福島第1原発の事故後福島県内でも白斑の出たツバメが確認されています。 福島第1原発、飛散した放射性物質の 量は全く違うんですけど同じような現象は 見られているということなんですよね。

現在私は 福島県大熊町の上空に来ています。 そのため、空間線量は非常に高く帰還のめどが立っていない 帰還困難区域に指定されています。 今、ご覧いただいたのは 帰還困難区域状況です。 楢葉町は 避難指示解除準備区域。 柴田さんのように すぐにでも戻りたいと願う楢葉町の住民は 10%にも満たないという。 楢葉町に住宅は およそ2800棟。 そのうちの1000棟近くが楢葉町の松本幸英町長。 福島県川内村。 原発事故から1年後には 住民の帰還が許された。

追悼式が現在行われています東京・千代田区の国立劇場です。 続きまして14時46分の 時報を合図に東日本大震災によって 犠牲となられた方々に黙祷を捧げます。 東日本大震災の発生から 14時46分で4年が経過いたします。 まずは宮城県の 石巻市立大川小学校からです。 宮城県石巻市の大川小学校です。 私も、ちょうど震災の9日後に この大川小学校を取材しています。 大川小学校からお伝えしました。 本当に大川小学校の方たち海からの強い風が 直接吹いて、いてつくような寒さです。 東日本大震災から 4年が経ちました。

この結果、地場産業の発展防災施設の整備安全な居住地域の造成などさまざまな進展がみられましたがこのたびの大震災においては私どもは災害に関しこの14日から 宮城県仙台市において第3回国連防災世界会議が 開催されますがこの、会議において 我が国のみならず世界各国においても このたびの大震災の教訓が分かち合われ、被害の軽減や 人々の安全性の確保に意義ある成果が 挙げられることを願っています。

東京電力は今年度中に 全ての汚染水を処理するという 目標を立てていましたがその目標も断念しました。 その大量の汚染水を 処理するために導入された最新鋭設備の能力を 今回、初めてカメラで取材しました。 作業員の安全性作業の効率化を考慮し 急ピッチで行われているタンク設置工事。 このボルトを使ったタイプのタンクからおととし、汚染水が 漏れる事故があり新しいタンクへの移し替えが 急がれている。 増え続ける 汚染水と処理水の総水量は現在、およそ60万トン。

汚染水 どうすればいいんでしょうか?現状では、汚染水をタンクにためるしかありませんが タンクを作る場所の面積も限られておりますのでいずれは、その汚染水を 国際基準に合わせて海洋に放出しなければ いけないときがきます。 そのために汚染水を 浄化するためのALPSなんですが弱点もあるんです。

今年の春以降の 帰還を目指しています福島県楢葉町から福島テレビ鈴木アナウンサーが 中継でお伝えいたします。 先ほど ご覧いただいた放射性廃棄物は今後30年にわたって 保管する施設です。 中間貯蔵施設への 搬入開始によって廃棄物が県内各地に 置かれたままになっている状態が徐々に解消されることになります。 特に中間貯蔵施設の敷地の中に お墓があったりする方もいらっしゃるわけですよね。 最先端の研究施設を フランスで取材してみました。 原発を稼働すると必ず出る高レベル放射性廃棄物の 地下貯蔵を研究しています。

およそ25トン 1億円相当の干しシイタケが出荷できないばかりか 廃棄のめども立っていません。 震災から4年経った今も シイタケの出荷はできません。 韓国の港町、釜山にある魚市場。 宮城県牡鹿半島。 震災発生の年、養殖棚を再建し種付けした4年ものです。 宮城県牡鹿半島の小渕浜で大規模な養殖を手がける 佐藤秋義さん。 そこで石巻魚市場では 独自のシステムを取り入れました。 毎朝、水揚げされる 海産物の中から抜粋して放射性物質の影響を 調べているのです。

しかも、去年震災後初めて試験的に ここの田んぼを除染をしてこんにちは。 検査機械を通るまでは本当にドキドキでした。 そして、検査の結果 放射性物質はこの米作りなんですけども農家の方全員が作付けることが できるかというのが一番心配です。 やっぱり、松本さんのところは試験的に除染を優先的におやりになっているわけですから。 精神的慰謝料については避難を余儀なくされた住民へ毎月1人10万円。 子ども2人を連れ いわき市の仮設住宅への避難を余儀なくされている。

大金をもらって 人生が変わった人がいる一方で賠償金が足りないと 嘆く人がいる。 そのエリアの賠償金は 土地と建物の全額。 土地と建物の賠償金 1800万円はローンの返済に充てた。 新しい生活を歩むための賠償金が避難者たちを思わぬ形で 翻弄していた。 多分、お金じゃないんだとおっしゃってたところに本質があるんじゃないかという 感じがするんですがただ、賠償金って 本当に難しい問題をはらんでいますよね。

Jヴィレッジから生中継で お伝えをしているこの番組なんですが 続いてのテーマは原発の事故以来 ずっと心配されてきました甲状腺がんについてです。 実はチェルノブイリ原発事故では警鐘を鳴らすのは かつてチェルノブイリで甲状腺がんの治療にあたった 菅谷昭医師。 チェルノブイリと福島では子どもたちが取り込んだ 放射性ヨウ素の量などが違うため原発事故の影響とは 考えにくいといいます。 そんな親たちの不安に 福島県の検査を心配される甲状腺がんと福島第1原発の事故との 関連性なんですが基本的にはないですね。

青沼さん チェルノブイリを取材されてこうした中川さんの 発言、どういうふうに捉えますか?チェルノブイリでは事故から4年が過ぎて特に事故当時0歳から5歳だった お子さんの甲状腺がんが 増えてくるわけですね。 ただチェルノブイリでは放射性ヨウ素によってちょっとわからないですね。 ここからは、東京電力 石崎芳行副社長に加わっていただきます。