私は 真知子さんに お願いしようと 思います。 大丈夫ですか?えっ? 私ですか?誰もが驚く 真知子の 大抜てきでございましたが…これが かぶらずし?うん。 真知子。 えっ? 真知子さんが?はい。 自分で 料理したいなんてさ 真知子さんも またずいぶん 無茶なこと 言い始めたもんね。 届けられた タイが わしの目に かなあたらほのときは 真知子さんに ここで調理するんも 認める。 真知子さんの 魚さばきにはわしが 太鼓判を 押しとるさかいな。
えっ? ほしたら 何や?あれか?真知子さんが メーンの料理を 自分で作るということか?はい。 ホントに 真知子さんには 甘いんやさかい。 まあ 板長が ほれでいいと言うとるんやったら 仕方ないけどホントに いちいち腰に障るようなことを 考え付く人やね 真知子さんは。 何しろ 私は陣内さま主催の 接待を 取り仕切る リーダーですから。 陣内さまの接待の 仕切り役をお嬢こそ 適任と 申し上げたんですけども力 及びませんでした。
もう真知子さんは どうしたのよ?すいません。 今度の接待 真知子さんが 仕切ってくれるそうですね。 仕切り役は 真知子さんで よろしいでしょうか?ああ…。 陣内さまは 関係ないでしょ?これが たとえ 房子さんの誕生会であったって同じぐらい 頑張ります。 でもさ 陣内さまといえばあれから ずっと 担当は 綾さんよね?不公平だと 思わない?私は みんな 公平にお願いしますって 言ってるんですが。 真知子ちゃんの?あのう。