真知子さんも ずいぶん 反省してるようですしでも もう一度だけ チャンスを 頂きたいんです。 真知子さんの 気持ちは 分かったわ。 それじゃ 卒業試験を するというのは どうでしょう？卒業試験？大女将が してくださった 中間試験のようなものです。 真知子さんに 女将塾の 卒業試験を受けさせてやりたいと 思っております。 真知子能登から 戻ってきたんですって？ええ。 大女将からも 陣内さまからもお許しを 頂いたので 真知子さんに 卒業試験を受けさせてあげられることに なりました。
「しばらく 麻里亜のこと お願いします。 弘和」伯母ちゃん お仕事が 終わるまで伯母ちゃんたちが 住んでるところでね待っててちょうだい。 房子さん。 小島 麻里亜です。 麻里亜ちゃん。 麻里亜ちゃん いうんか。 房子さんに 弟さんが おったとはな。 この 麻里亜。 でね 小学生にも なったことだしこの春休みを 利用して思い切って 東京から 一人で 来てみたらしいんですよ。 それで？ 麻里亜ちゃん。 何 言ってんの？ 麻里亜。 房子さんの仕事が 終わるまでここに おったら いいやないかいね。
もう すっかり 麻里亜のこと お任せしちゃって。 麻里亜ちゃん すごく いい子でたくさん お手伝い してもらっちゃったし。 麻里亜ちゃんは。 それにね 卒業試験までの間私は みんなに こうやって おもてなしを することで私なりの修業に したいと 思ってるんだ。 私たちはどんなことが あっても 仲間でしょ？それを 教えてくれたのは 真知子じゃない。 麻里亜のこと くれぐれも よろしく お願いします。