病室での うわ言ですこの日 東池袋 大勝軒の 山岸 一雄さんはめったに休まない店を 休業にしました北海道 小樽に 足を運んだのですちわ。 当時 67歳の 山岸 一雄さん東池袋に 大勝軒を開きますいつも 支えたのは…でも 52歳のとき がんで 亡くなりましたその後は 山岸さんの妹 節子さんが 支えてきました極めて まれなことです普通の店なら 仕込みは 弟子の仕事ですが大勝軒では 山岸さんが 誰よりも先に 厨房に立ちますこれ 先 やらないとね。
地元に帰って ラーメン屋を 開くつもりだと 言っていました気になるものを 見つけました厨房の奥に 掛かる 1枚の絵どうやら 猫が 描かれているようですでも どうして 油まみれなのでしょうか?山岸さんと 奥さんの 二三子さんは同い年で いとこ同士何となく 雰囲気も似ていますしかし 二三子さんが 52歳で 亡くなってから20年以上 この絵は 忘れ去られたように妻 二三子さんと 25年間 暮らした部屋山岸さんは 二三子さんについて 多くを語ろうとは しませんどうも。
弟子たちの 熱い視線の先には蘇った ラーメンの神様の姿が ありましたどこで 復帰を聞き付けたのか開店から すでに 2時間待ちの行列がどうも。 その日 大勝軒の周りには実に 9時間待ちの行列が できていましたどっから 来た?それは 惜しまれながらの 華々しい引退と なりました閉店から 1週間後。 店の取り壊しが 始まりました慣れ親しんだ 大勝軒の看板が ついに外されます自分が 辞めてもね うちは残るんだ 普通は。