山の手と 下町の境にある 台東区 谷中は非常に 坂が多い町です江戸時代に 寛永寺が 建立されたのに続き次々に お寺が 引っ越してきましたいわゆる 門前町なんですよね幸いなことに 谷中は関東大震災でも 空襲でも 大きな被害は 受けなかった人情に厚い人たちそして 食べ物と 日なたぼっこに 事欠かない猫たちの町なのですおいしくなぁれ。 商店会の慰安旅行で 熱海 行ったとき2人で 見に行ったよな?そう… そうだったっけかな?へえー。
自信を取り戻した 天才落語家。 やっぱり 三遊亭 圓朝師匠の…。 ギャラは 本当に いらないんだな?落語家に 二言は ないな?でも 芸人とか 役者は 二枚舌が 多いからな。 もう すっかり 落語家の女将さんね。 こうして 永楽亭 来栖さんの 凱旋興行というかへえー。 やっぱり 本物の落語家だったんだ。 あの有名な 永楽亭コメマル師匠の 息子だぜ。 飲み屋 1軒 知らないってんだから ギネスブックに 載せたいぐらいの出無精だ。 平瀬巡査ね?あの年で 交番勤務じゃ あれ以上 いかないね。
この谷中と 隣り合わせ 根津の 清水谷に萩原 新三郎という 私 永楽亭 来栖 そっくりな意地悪く 冷たい目で新三郎と お露の 恋路を 見守ります。 長屋に 白翁堂 勇斎という 人相見の老人が いるんですがこの人が ある夜 ふと 新三郎の家を のぞき見ますと新三郎と 語り合っていた お露と お米というのは 何と真っ白な 骸骨では ありませんか。 白翁堂は 新三郎に そう伝えましたが 新三郎はそんなことはない。 そこで 白翁堂は 新三郎を連れてお露が暮らしている 谷中三崎町を くまなく 調べてみますと…。