剣客商売~陽炎の男〜

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この番組のまとめ

ここを 老中 田沼 主殿頭が ゆかりの家と知っての狼藉か!ここは 三冬の死んだ母親の実家である下谷広小路の書物問屋 和泉屋が寮として 使っていた所でございますゆうべのこと和泉屋の旦那さまに お知らせしましょうか?いや よい。 6月に入って すぐの1日は 富士山の山開きで富士講の人々が 水ごりをとって富士の山を目指す 時節でございますお祝いの挨拶だけして 帰ってくればいいじゃないか 先生。 駒形に何か?以前から懇意の料理屋の板前が所帯を持ったのを潮に 駒形で 店を出すことになってな。

当家は 将軍家直参の旗本。 お照は 父親の住む家にはおらず3歳のときに死んだ母親の生家稲屋という料理屋に 預けられているのです。 何者か?わっしは 浅草 福井町で 口入れを家業にしております鎌屋の辰蔵と申します。 ご子息 伊織さまのことでご当主 村松 左馬之助さまに お目にかかりとう存じます。 女房に料理屋を営ませていたので ございます先生 どうぞ。 そういうのも なしなし!浅草 福井町の方に懇意にしている 同業の者もおりやすんで2~3日のうちには 何とか。

はっ?和泉屋の叔父さまに口を利いてもらい 秋田屋さんに その辺りの事情を伺いましょう。 それで 前の持ち主 和泉屋と 同業の書物問屋 秋田屋からも話を聞いてまいりました。 それで?たびたび 書物を求めていた 井村 松軒という医者から秋田屋が買い取り その後 和泉屋に売ったようです。 火付盗賊改方では 押し込みの手口からその時分 江戸で盗みを重ねていた清州の左平次一党の仕業に 違えねえといずれも 井村 松軒でして。 盗賊改方では この井村 松軒が左平次一党の引き込み役だったと ご推察されやした。

あ… 秋山先生が そのように申されるならご厚意 ありがたく お受けしましょう。 このままでは 幕府 御小納戸衆 村松家に傷が付く。 昔 四谷で道場を構えていた時分 やりくりに困ってな村松 左馬之助殿に 2度3度と 助けられたこと あるんだ。 それで 秋山さま この後 いかが いたせば?念のため 伊織殿に 屋敷を出てもらいます。 伊織殿を 屋敷から 引きずり出すためには屋敷に火を掛けることも いとうまい。 何か手だてが?しばらく 伊織殿を 手元に預からせてもらいたい。 大治郎先生の お父上。

娘御が得心するまで 誠心誠意 言葉を尽くすべきをあの者は ひきょうにも逃げたのです。 村松 伊織です。 居候の分際で 今時分 あさげとは何事か!?大治郎さまは 夜明けとともに近辺の見回りを なされたというのに。 できんか?どうされました? 秋山先生から 文が参りまして何やら 私に 力を貸してほしいと。 村松 伊織さまのことでお照さんと話をしたい という方がいるのですが。 村松 伊織がなお前の娘を女房にすると 言いだしたぞ。

大治郎が泊まり込んでいるとか?実は…。 で 大事ないか?三冬殿と大治郎の腕なら。 相手が大治郎でも?ただ 三冬がな。 大治郎には そのような女心を読めぬ不器用さがありまして。 粂太郎 秋山先生に お知らせを。 若先生 雑木林の先の古寺に浪人が集まっていやすぜ。 気配があれば 嘉助さんは 三冬殿と裏に 人影が3つ。 井村 松軒の居場所を 聞き出さねばならん。 大治郎さま 後ろ!あっ!井村 松軒です。 三冬殿は 家を荒らされ大治郎は ずっと泊まり込み。