だったら 絶対岸先生のチェックなしで 診断なんて あり得ません。 あの… 病理専門医資格のない ぺえぺえにチェックなし分担なんて あり得ませんよね?まあ ポジティブに とりましょうよ。 カルチノイドを 腺腫と鑑別するポイントは ありますか?う~ん… まずは半球状で 正常粘膜に覆われていること。 潰瘍性大腸炎の疑い。 え~ 身体症状も軽いですし実際 不便ないレベルで 生活できてますからあとは 内視鏡で潰瘍の分布と形態を チェックして基本は 外来で投薬ですかね。
そうですよね? 岸先生。 それで この患者さん… 白根 由希子さん今日 内視鏡検査をするんです。 岸先生なら 鑑別 最初に どの辺りまで入れます?さあ この目で見てみないとねえ。 岸先生に 2人目の友達 できそうじゃないですか?中西先生は 消化器内科のエースで 人格者らしいですからね。 いくらでも お付き合いしますよ 中西先生。 担当医の先生に お言葉ですが 予想外の部位に大本の疾患がある可能性を つぶしておきたいんです。
はっ? どんな言い方だ?中西先生は 患者さんを思ってるだけで何も間違ってないと思います。 岸先生って プライベートでも 友達いないんじゃないですか?彼女とかも 絶対いませんよね。 大丈夫か?あの 先生 ホントに 大丈夫なんでしょうか?次の検査で ホントに分かるんですか?原因を突き止めるために 早急に検査をしましょう。 その後 いかがですか?あの… 病理の先生に聞くのも あれなんですけど何回も内視鏡やるのって どういうことなんでしょうか?不安だし 色々 負担で…。
何度も何度も 何度も何度も 内視鏡検査させてるそうですね。 過剰な検査は 控えるようにって言ってるじゃないですか。 短期間にこんなに内視鏡検査した例なんて ありませんよ。 中熊教授からですね。 大丈夫か?では このまま入院していただいて 状態の管理を行います。 それで 最後に もう一度だけ 検査をさせてください。 病理は徹底的に データと向き合って 冷静に判断し診断を 確定しなきゃいけないってこと。 岸先生は どなたが指導医でも 変わらないと思います。
中西先生組織診の結果が出たので ご報告をと。 これだけ内視鏡やって 何も出ない以上大腸以外の原因にも 目を向け中西先生が 無駄だとおっしゃった 全身の検査を考えていただけないかなと 思いまして。 差し出がましいとは 思いましたが検査技師が 感染症を前提に 違うアプローチを試してます。 そんな指示 僕は出してない! 最後の検体のチールネルセンでごくわずかだが 陽性所見あり。