Nittoスポーツスペシャル第35回大阪国際女子マラソン兼リオデジャネイロオリ…

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この番組のまとめ

◆Nittoスポーツスペシャル 第35回大阪国際女子マラソン。 8月に行われるリオデジャネイロオリンピックの 代表選考レースです。 毎年行われているこの大阪国際女子マラソンですけ れども、今年は選考会ということで、ちょっとこのスタジアム内の空気 がずしっと重い、そんな感じが受けてとれますね。 ◆では、リオデジャネイロオリンピック代表の選考方法です。 また日本では3000メートル、5000メー トル、ハーフマラソンの日本記録保持者 ですから、スピードも兼ね備えているんですよね。

ナショナルチームの渡邊が伸び盛 りの竹中が、復活か、悲願達成か、リオデジャネイロのスタート地点 に立つのは、果たして誰になるんでしょうか。 ◆特に加藤さんはしっかり準備で きていますし、ケニアの代表をかけて2時間22分前後を狙っていると いうふうに言っていますので、重友、福士がこのチェピエゴにどう対抗 するかというのが興味深いところです。

◆この晴れわたる大阪の空の向こ う、地球の裏側、夢のリオデジャネイロまでの距離 は、1万8725キロ。 オリンピックの出場枠は残り2つ。 ケニアの方がペースメーカーでも 30キロまで行く予定ではあるんですけれども、オリンピックへの切符は残り2枚。 この大阪国際女子マラソンでは、データ放送を実施しています。 このあびこ筋に先頭で戻ってくることができれば、帰りのこの道はオリンピックへの玄関口ということになります。 15キロを過ぎると左手に大阪城を見ながらこの日一番の歓声を浴びながらランナーたちは北上。

相反して、福士選手は周りの状況 を非常に確認をしながらリラックスして走るような状態。 ◆加藤岬さんはチャレンジしてい ますが、ここで無理している選手たちがやはり後ろからの16分50ぐらいの5キロのところで、刻んでいるの で落ちてくるところをこの後ろのフ ェリーと表現しましたけど、安定してフェリーは進んでいるん ですけれども、余裕があれば、振り落とされる可能性があるのが高速船です。 ◆勇気を持って高速船、先頭集団についている選手をご紹 介しましょう。 初のマラソンオリンピック代表をねらっています。

6キロ手前で先頭集団6人だったんですが、 その中から、ケニアの34歳、ビトゥリス・ジェプケンボイ・ト ロイティッチがずるずるとおくれ始めています。 ◆トロイティッチ選手は長野マラ ソンでも優勝したことがある、強い選手で すね。 ◆しかし、このトロイティッチも このペースには少し苦しそうついていけなくなってきたという ことになりました。 ◆先頭グループ、トロイティッチ を含めて、6人のグループの後に、金成恩、そしてその後ろ8位グループ7人を2号車はとらえています。

何といっても、関東インカレ5000メートル三連覇、1万と 合わせて2年連続二冠という関東では長距離界、トップクラスの学生ランナーです。 このネクストヒロイン枠の中で、何とか引っ張っていくんだ、 そういう気持ちをこの福内から感じます。 ◆大学生や実業団の若手を中心に向かっての今後活躍が期待されるランナーのマラソン育成招待枠と してこの大阪国際女子マラソンではネ クストヒロイン枠という枠が用意されています。

今年の大阪国際女子マラソン、オリンピックの選考レースにふさ わしい世界基準のハイペースで推移して います。 ◆9キロを過ぎて30分ぐらいというペースで通過 した後、ここで先頭集団、5人から1人初マラソン九電工の加藤岬が35キロの給水ボトルにチェピエ ゴさんからのメッセージが書かれています、そこには、私の近くに いてください。 ◆チームメートのチェピエゴ選手 とついてきたマラソン練習。

福士加代子も取って、加藤岬も、2度目のスペシャルドリンクはしっかりと取っています。 ◆給水過ぎたところで、加藤がまた先頭集団の最後尾につ いてくるということで。 ◆先頭集団、12キロを過ぎまして、勝山通から右折、玉造筋、アップダウンがある直線に入ってきました。 非常に早いペースで進んでいる中、 先ほど、九電工の加藤岬が一旦は先頭集団の後方に飛びついていこうという姿 勢を見せたんですが再び、ちょっとその差が10メー トル以上離れてしまっています。

今年の出場選手には、リオデジャネイロオリンピックに 内定している伊藤舞選手やアテネオリンピックの金メダリス ト、野口みずき選手など、名古屋マラソンを走る予定という ことで、これが恐らく最後のオリンピック 挑戦ということで楽しみですよね。 ◆37歳ですけれども、アテネオリンピックから12年が 経過してもまだこれだけのポテンシャル。

オーストラリアで今回40キロ走 を4回こなしてきましたし、また名古屋のときにはちょっと4 位でしたけども、序盤、ハイペースにつかなかったことを悔いてい るんです。 立命館大学時代に非常にダイナミ ックな走りで、果敢な攻める走りをして いたんですが、マラソンを始めて爪先走りのダイナミックな走りがピッチ走法 で、ストライドはそのままに効率的な走りができるようになっ たと感じます。

その後ろ、10メートルぐらい離 れまして、この天満屋の重友、2大会連続の オリンピックを狙っている重友がこの15キロを過ぎたところで少 しずつおくれ始めまして、間もなく後ろ の第5位を走っている九電工の加藤に追いつかれそうなそんな雰囲気になってきています。 ◆ヤンマースタジアム長居ですが、重友選手が所属する天満屋の武冨総監督です。 非常に早いペースで展開してますけど、少し今後退している表情などから重友選手、どのよう にごらんになりますか。

このクリスタルタワーを過ぎると一旦大阪城に別れを告げて選手た ちは土佐堀通を通って、いよいよ中心 街に入っていくということになりますが、ごらんの差。 前を行くのがケニアのチェピエゴ、そしてその横に資生堂の竹中、 それから3人目でワコールの福士という先頭集団の 隊列。 そこから20メートル程度おくれ まして、九電工の加藤岬と天満屋の重友梨 佐が追走するという格好です。 ロンドンオリンピックのリベンジ を果たすためにリオへの切符をつかまなければい けないという重友。

竹中選手の大応援団がこの赤いジャンパーをきた応援団がずうっと 続いていますね。 きょうも爪も、爪も資生堂のピンクの色の爪をア ートネイルをしていまして、だけど、竹中さんの今のペースは ハーフマラソンの自己ベストが1時間10分10秒なんですけど も、そのペースと余り変わらないぐら いのスピードで今走っていますから、 相当調子がいいんですよ。

◆そしてワコール・福士の永山監督は、できれば中間点を1 時間10分30秒以内で通過して、後半のハーフを1時間11分30秒、 こういった少しの落ち込みを計算した意味でも前半やっぱり早いペ ースで行きたいと話していましたから、福士にとっては想定どおり のレースがここまではできていると いう事になりますよね。 ◆一番余裕があるのですか?福士選手ですね。

◆まだ5キロごとのタイムが、 ラップ16分台ですから、今の動きなんかを見ても重友さん、 もうちょっと後半上げてきそうな感じがしますよ。 そのときに、やはり表情を見たり、近さを感じると思いますので、 重友選手や加藤選手に意欲がわいてくると思いますね。 浪速の文化の発信源、道頓堀から折り返し地点の実況は関西テレビ の岡安譲アナウンサーです。 先頭集団は、ペースメーカー2人を除くと3人。 ケニアのチェピエゴそしてごらんの竹中理沙。 重友梨佐、今、少し外に膨らんで 今道頓堀の折り返し。

◆チェピエゴさんは2回目のマラソンですから、東京のときにも35キロ過ぎにおくれましたけれ ども、あのときのおくれた後のフォーム というのとはそれでも唯一のペースについてい けているのは福士加代子にとってはやはり後半 がマラソンの最大の鍵ということに なりますが、ここまではこのペースでついていけていると いうことになりまして、間もなく先頭集団ではなく、福士単独になりそうな予感。

有森さん、重友梨佐なんですが、この折り返してからの走りという のは?◆ちょっと落ちかけたんですが、 走りとしては元気になっています。 このちょっと後に福士を置き去りにしてそのまま独 走でフィニッシュテープを切ったのがこの重友梨佐です。 ◆今まで福士選手、後半落ちるこ とが多かったので、非常に不安だと思われる方も多いと思うんです がマラソンは本当に強さも弱さも出るけれども、気持ち的にはシカゴを経験して、 最後まで行けるようになったというような自信を今回持ってきてい ますから、すごく強気で攻めてほしいですね。

ジンマイコさんというのは、 五所川原高校のソフトボール部にいた福士さんを陸上部に入れまし た。 だから福士さんの陸上選手、 福士加代子の生みの親。 リオオリンピック代表に内定して いる伊藤選手は1時間10分27秒で 優勝ということですが河野さん、いかがでしたか。 ◆そしてオリンピックは残り2枠 をかけてのレースになりますが、ここで福士選手が一気に単独で躍 り出る感じになりましたが、ここまでのレース、河野さんはど うごらんになっていますか。

◆こちら先頭から100メートル後方3位につけて います、竹中理沙選手につけているんです が、肘がしっかり後ろに引けていると ころが非常にいいと思います。 ◆ここから福士選手が自分で力を出していかなければいけない んですけれども、これまでの練習とやはり少し変えてオリジナルの 練習を組んできたそうです。

むしろチェピエゴ選手が足に力が なくなってきたなという、30キロを通過しました。 チェピエゴが転倒しています! ちょうどこの坂のところで、チェピエゴ、倒れました!そのチェピエゴを今重友が抜いて いきました。 その後ろから加藤岬、九電工の同 僚、加藤岬が今チェピエゴをチェピエゴを抜い ていきます!チェピエゴを見ました、加藤岬。 しかしチェピエゴ、まだ動けませ ん!◆加藤岬は、このチェピエゴの姿 をどんな思いで今通過していったの か?◆脱水症状とかになっていなけれ ばいいですね。

そのマラソンの難しさを一番経験 している福士さんが福士さんも苦労して苦労してここまで来てい ますよね。 最近福士さんは、マラソンを奏でるということを言 うんですね。 でもトラックの福士選手をずっと 見てくるとやはりマラソンに移った時に走れる選手だというふうに思って いたんですよね。

本格的にリオオリンピックが見え てきたんですと、そう話して、このレースに臨んで います。 そしてその後方に重友梨佐が位置 しているんですがこの重友と竹中の日本人2位争いというのも注目 ですよね。 ◆重友選手のペースが少し17分台中盤まで落ちていますか ら。 ◆そして先ほどのペースを見ます と、竹中選手のほうが重友選手よりペースは上ということになります から、このままこの順位をキープします と、日本人2位も見えてくると。

福士選手は必ず一等賞になりたい という言葉にするじゃないですか。 優勝や1位というふうに言わないというのは子供のころに陸上を始 めたときは、運動会競技会一等賞ということが多かったと思 います。 運動会のときの一等賞で福士さん の気持ちの中で、陸上競技を楽しみたいという大運 動会みたいな。 ◆楽しみたいという気持ちは変わ らず、しかしかつての福士と違うのは、メダルをとりにいく覚悟です。

◆先ほど、転倒しました31キロ過ぎポイン ト、チェピエゴ選手なんですが、 今救急車が来て救急車が呼ばれて、これから警察 病院に搬送されるということです。 ◆苦しくなったときには笑える選 手になりなさいと最初に言われたのは、五所川原工業高校の先生で すけれども、その先生からはアテネオリンピックで1万メートルで惨敗した直後に言われたのが、負けたことに負けるな。 ◆ワコールの福士加代子が優勝へ向かってそして、名古屋というのがあります。

福士の後方この竹中理沙。 ◆今、派遣目標タイムを少し下回 るというフィニッシュ予想タイムが出まし たが、となると逆に福士としてはペースを上げないといけないとい うことになりますね。 初めてマラソンを経験したと思いますと、そのシカゴマラソンを振 り返りましたがこの経験は大きいですね。 福士加代子が一般道最後のかえり。 そんなときにやはり日本のクリーンな強いイメ ージ、インパクトを世界に与えられる、 そんな走りを福士選手はしていると思います背。

日本選手権、1万メートルでは、6連覇という、まさにトラックの 女王として日本の陸上界を引っ張ってきたこ の福士加代子。 2008年の初マラソンから8年間、みずからの納得いくレースと いうのはほとんどなかったというこの福士加代子。 世界陸上モスクワ大会の銅メダル、そこでも、まだ福士加代子は、決して満足はいかなかった。 その強い思いを胸にまずはこの笑顔の爆走ランナー、福士加代子 がフィニッシュ地点へと向かおうと しています。 福士加代子。 この福士加代子のマラソンの集大 成。

4年前に夢をつかんだこの舞台で 重友梨佐、苦しい走りになりましたが、最後まで、最後までゴールを目指しています!◆重友にとっては2大会連続のオリンピックが少し苦しくなってきたか。 果たして本人の心の中には、 今、どんな思いが宿っているか、そしてその重友の前では、竹中理 沙がオリンピックを目指してこの福士の背中を追いかけていま す。

◆一般道に別れを告げまして、いよいよフィニッシュ地点、 ヤンマースタジアム長居が福士の視界に入ってきています。 陸上人生集大成の目標にオリンピックの金メダルを掲げた 福士にもう迷いはありません!高橋さん、この最後のラストスパートです。 2度の挫折を乗り越えてまさに三 度目の正直!誰もが待ち望んだ福士の笑顔のフ ィニッシュに向けて8回目のマラソン、ついに、 真の優勝を福士加代子が手にします。

◆私も彼女とずっと長いつき合いというか、ナショナルチーム、5000メートル、1万メートル で頑張っている時代も知っていますので、やっとマラソン・福士としてのスタートラインにつけたというか世界陸上の銅メダルって立派な経 歴はあるんですけれども、本当に彼女はやっぱりこういう姿 が似合いますね。

◆という事で、笑顔全開の優勝した福士選手のインタビューをお聞きいただきま した。 沿道でずっと見ていましたけれども、福士選手、ずっと引き締まっ たいい表情で走っていたので◆重友の足取り、場内からは大きな大きな拍手が◆そうですね。 やはり、オリンピック選考ということで果敢についていって、自分の力を 出し切ろうといったそういった姿はうかがえましたし、やはりロンドンオリンピック代表 者としての重友を迎えます。

◆そして最後一緒に走ってくださ った永山監督がフィールドにいらっし ゃいます。 もうスタートの時点でやっぱり準備不足ではあったので、今まで やってきたことを精一杯に出すことだけを考えて、自己ベストということを確実に出すということを目標にやりました。 ◆今回目標にしていたベストにも届かなかったですが、後半から行けるということを今回収穫したし、本当に選考レースで前でできなかったですけど、できる準備ができれば◆重友選手なんですけれども、レースを終わって、まず第一声は力が入らないという一言でした。