94歳 大往生でした果たして 息子たちは父との約束を 果たすことができるのか子供のころの…中村屋の大きな家族の奮闘記今 幕が上がります本人以上に お母さんの愛さんが 緊張した面持ちそれも そのはず4歳のわが子が…七緒八君は 舞台に 上がった経験はありますが今回は特別巨大な移動式歌舞伎専用劇場 平成中村座江戸時代の芝居小屋を再現した 劇場です劇場がある所で 芝居をするのではなく芝居をしたい所に 劇場を造る前代未聞のプロジェクトです16年前に 勘三郎さんが実現させて以来大阪 名古屋 果ては ニューヨークまで行
心臓の動脈に 問題が見つかり 緊急入院大変な手術を 受けていたのです中村屋 94歳のお弟子さん 中村 小山三さん心臓の動脈に 問題が見つかり 3月半ばに手術をしました現役最高齢の歌舞伎役者 中村屋の生き字引勘三郎さんも 大きな信頼を寄せていましたまあ あの 私ども…。
3年ぶりの平成中村座入り口をくぐるとそこに 小山三さん休演の張り紙が結局 体調が戻らず 舞台復帰は かないませんでした満員のお客さまみんな このときを待っていました迫力たっぷりの…そして 勘九郎さん主演の…酒を飲み 理性を失っていく芝居が見どころです壁の隙間から七緒八君 父の芝居を じっと見詰めますお前さん!やめておくれ!行っちゃいけない!行っちゃいけないよ!そして いよいよ 七緒八君の出番なんですがどうしましょうか?本人より お母さんの方が そわそわ厳しい稽古の成果が 試されるときはい。
七緒八君 大成功でも まだ 公演は あと1カ月 続きます頑張って中村 小山三さんが この世を去ったのです夜の公演がお休みだった この日 劇場内では役者とスタッフが 楽しみにしていたお花見が 開かれましたまあ この花見は ホントに うちの父が大好きだったんで今日は 飲んで 食べて 騒いでください。
2人とも 満身創痍23日間にわたり 連日 3時間15分に及ぶ大作を昼夜 合わせて 36公演こなすという厳しい闘いでした3日後から 8月恒例の 納涼歌舞伎が行われます勘三郎さんと 盟友の三津五郎さん2人とも 30代半ばのことでした8月の公演は 客が集まらないと いわれていました2人は だったら 少し チケット代を安く設定してそんな 勘三郎さんと 三津五郎さんが 残した納涼歌舞伎に今回は それぞれの息子が出演三津五郎さんの長男 坂東 巳之助さんは主人公は 酒癖の悪い家来大名は 留守の間に この家来がところが
勘三郎さんの約束を受け継いだ 息子たちでも ただ約束を果たすだけでは 面白くない10月21日大阪入りする前に まずは 東京で稽古今回の公演 この方が燃えていました扇雀さんは 平成中村座の ほとんどの公演に出演勘三郎さんと共に 闘ってきましたが4月の浅草公演にはスケジュールの都合で 出演できませんでしただからこそ 大阪公演には並々ならぬ意欲で 臨んでいました稽古が始まると ちょっと珍しい光景が勘九郎さんが 三味線 扇雀さんが 琴を弾くシーンです歌舞伎役者は 幼少のころから 演技や舞踊だけではなく和楽器を 一
その秘策とは…発案者は 扇雀さん絶対に失敗は許されないと 入念に テストを繰り返しますあの 左のが もうちょっと高くなんない?出てくる? いったい 何が?七之助さんが風邪をひきせきが止まらなくなって しまったのです勘九郎さんが 東京の主治医に電話大阪の病院を 紹介してもらいましたこの作品は 歌舞伎十八番の1つ 『暫』を果たして本番を翌日に控えた この日勘三郎さんの手をかたどった ブロンズ像勘三郎さんの骨つぼを 持っていけと言ったのです出番直前 七之助さんはいで そこへ 行こうわいな~。