一方で 脳は 時に 牙をむき 青春を奪い去ることも全盲の金メダリストは 脳の力を信じましたそして 夫婦は 記憶を取り戻すために力を合わせます脳は 私たちを支配しているのか それとも 祝福しているのか オバマ大統領が打ち出した極めて 興味深い 国家プロジェクトがことしから 本格化しようとしているそれは 人間の脳の全容を 解明しようとする壮大な計画だったこのプロジェクトは 一人の男に光を当てたジェイソンに起きたことはプロジェクトを発展させる上で とても重要な要素だジェイソンとは 何者か私たちは 日本のメディア
ねえ 俺の歌 どうだった？命を奪われなかったのが 不幸中の幸いだったふらつきながらもジェイソンは 何とか シャワールームに立った水の流れが 線を描いて見えるいや 水だけではなかったそれは 皆 何かの法則に 支配されているような気がした傷ついたのは人の行動を抑制する…そのせいか ジェイソンは 精神の安定を失ってしまった家に引きこもるようになり…強い日差しを嫌った何者かが家に入ってくるような 強迫観念に襲われた火事になるのが不安で何度も ガスレンジをチェックするジェイソンによれば当時は 何もかもが 信じられ
記憶が混乱を来すのも 症状の一つ私たちは その関わりについて 研究を重ねている医師をフランスに訪ねました１３歳で発病した こちらの女性もアーヌルフ医師の治療で回復今は 子育てに追われる ３０歳ですベスさんの症例に 興味を持った医師は診察を約束してくれました再び訪れると ベスさんもその知らせを とても喜んでくれたのです治療など 半ば 諦めていたからベスさんの脳の中でいったい 何が起きているのでしょうか発病から６年ようやく出会えた アーヌルフ医師脳の状態を 見極めるところにあります丸一日かけて行われ ついに
教えてくれたのは 同じように 全盲の男性だったそのころの映像が残っている今は エコーつまり 反響音だけで自分が どんな環境にいるかを 認識できるまるで 懐中電灯で 照らすようにしながら空間の広さや 天井の高さまでホアンのレッスンは 難易度を増したエコーロケーションで 部屋の広さや 構造を捉えること最初に 自分のクリック音で 部屋全体のイメージをつかむその後 窓の下の壁際に置いたつえを探し出すのが課題あっ 全然 違った！けれど 里奈さんは自分が どこにいるか どうしていいか分からなくなっていたホアンには 今
初枝さんは 絶えず 由紀夫さんに寄り添い続けていました結婚２６年切れ切れの思い出を つなぎ留めているのは夫婦のアルバムです時間も かかったことでしょう由紀夫さんは 片時も 手帳を手放しません時には 初枝さんに教えられ自分に起きた出来事を 書きつけています「楽しかったが ダメか」１年に１冊ずつ 増えていく手帳にいつも 駅に着くころを 見計らってメールが届きます降りる２分前にも またメール「南口の 右側の階段を 上がったら バス停へ」由紀夫さんは 初枝さんのガイドに従って職場を目指しますところが 南口に向かう