あら? あなた それは?バイオリンだよ。 「うちの主人は バイオリンを習い始めたんですの」「ホホホ…」 なんてね。 バイオリンなんて ミスマッチだと お思いになりません?三味線みたいな顔をして。 つかぬことを伺いますがご主人のバイオリンは お宅に ありますでしょうか。 プラモデルですか?バイオリンは 先生に預けてあるのよ。 奥さんかい?あした バイオリンが 必要になったんだ。 ああ あしたは レッスンがあるから バイオリン 出しておいてくれないか。
カツオお兄ちゃん 天才になったです。 はい バイオリン。 立派な バイオリニストだね。 マスオお兄さんのバイオリンが 欲しかったんじゃないの?何で 持って 帰らなかったんだろう?参った 参った。 見学者は 絞られないんじゃないの?えぇっ!?バイオリン教室の先生に 電話をしたらまだ 入学の手続きも してないそうじゃないの。 バイオリンなんて おかしいと思ったのよね。 何? 温泉旅行?うん。 温泉旅行に…。 姉さん 商店街の福引本気で 温泉旅行 当てるつもりで いるんだ。 温泉旅行が 当たっちゃったのよ。
そう プレッシャーを かけんでくれんか。 やあ 何だい?みんなの家に これ残ってない?福引の補助券じゃないか。 駄目 駄目 駄目!絶対に駄目!どうしました?この子たち誰が 福引をやるか決めるのに 抽選箱を使わせてくれと言うんだ。 温泉旅行だったら 倒れるところだったわ。 タラちゃんのおかげで 温泉気分が 味わえたな。
カツオ… 母さん ちょっと来て!花沢さん!?磯野君の晴れ姿を 見ようと思ってね。 頑張って! 磯野君。 磯野君 手伝ってあげたら?うん。 すごーい 磯野君。 磯野君が 開けてくれたのよ。 磯野君。 あっ 磯野君。 磯野君は クラスのヒーローよ。 ふたが 開かない方は 磯野君に どうぞ!花沢さん…。 僕が アケルノ神?うちのおじいちゃん若いとき どんな ふたでも 簡単に開けたんでみんなに 中島アケルノ神って 呼ばれてたらしいんだ。