欽ちゃんのちょっと近所のお寺めぐり【国宝仏▽以心伝心▽上品下品】

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この番組のまとめ

ここに へん額で 「無量寿」と 書いてあるんですけどこれが 無量寿仏 阿弥陀仏の名前なんですね。 宝冠阿弥陀如来なんですね。 通常 知ってるのは 飛鳥時代の後は 奈良時代ですよね。 飛鳥時代の後半の辺りを 白鳳時代っていって。 この白鳳時代に素晴らしい こういう金銅仏が たくさん つくられてそれがですね 中央にある 今の奈良県の辺りですね。 こういう立派なお像が なぜ 奈良時代に…。 そうすると 天平5年って 奈良時代なんです。

そこで 福満青年は「願いが かないますならば将来 私は 必ずや 深沙大王をここに お祭りしましょう」と。 そして そのときに 祭るべきですね深沙大王のお像 これをですね つくろうということでこれ また 霊験を求めたところこちら 多摩川で。 この すぐそば 多摩川が流れておりますけれどそこからですね 立派な木が 流れてきましてですねこれを持って 深沙大王の像を 刻もうということになってこれで 深沙大王をお祭りしてその名もですね 深大寺というお寺ができたと。

深沙大王が変化して『西遊記』の中で 三蔵法師の お供をするのは 誰でしょう?沙悟浄。 深沙大王の 沙っていうのは 沙漠の 沙ですね。 府中ありますでしょ?府中も ここが武蔵国の国府 国の中心だから国府で 府中と。 だから 当時 聖武天皇がつくった 国分寺 国分尼寺ってのもすぐそばに 国分寺がありますでしょ?国分寺 府中 調布。 今はね 武蔵野の面影 残る というような雰囲気でありますが 古代は 文化の中心であってああいう都の最先端の仏像も ここに やって来てもまったく不思議じゃない ということなんですね。

村松先生の講義は学生と話しながら 楽しく進めるタイプ仏像の話をしたら 止まらないのあんまりね…。 じゃあ これ みんな 聞いてる方ですか?お釈迦様の説法を 聞いている姿が話ししてないって 説法になってないじゃん。 以心伝心という言葉ですよね。 こっから 生まれたの? 以心伝心。 これ 以心伝心のシーン?以心伝心のシーンです。 以心伝心でも微笑んでる というのがいいですね。 以心伝心。

こちらが 上品のお部屋でして仏像が3体 並んでいるんですね。 結局 上品上生から下品の下生まで あるわけなんですが一見すると 全部 同じように 見えるんですけれどもそれぞれですね 実は 違う所があるんですね。 どっか注目しなきゃ いけないんですね?3体の ある部分を 注目していただくと同じ 上品でも 上生と中生と下生に分けてつくられてるっていうのが 分かるんです。

それは 段階ということで 人間の段階なんですか?3つの生まれ変わり っていうことで上品上生から 下品下生まで 考え出されたんですね。 仏教の ありがたいところはまったく 仏教を信じてなかった方が亡くなる寸前に 南無阿弥陀仏って 一言 唱えれば阿弥陀さんが やって来る っていわれてるんですね。 今まで 手 合わせたことない人は不思議な形をした 阿弥陀様が 向こう側にありますのでいかがですか?見てみませんか?阿弥陀様。

あと善行を積んで善行を積んでいるっていう この3種類が上品上生に行く人たちの 素質っていわれてるんですね。 だから うーん… 品っていうと その辺の誠実とか信心深いとか努力をいい方向に向ける っていうものを備えた人を如来様の 9段階あるっていうのを 初めて知りました。 この龍雲寺はですね 私の通ってる 駒澤大学の近い所にありましてね このお寺を紹介してくれた大学の教授 小川先生。 駒澤大学の小川です。 小川先生は 中国語もべらべら。

お描きになったのが 江戸時代の有名な禅僧の白隠禅師。 で 描かれているのが さっき 欽ちゃんの話に出ましたぼだい達磨禅師ですね。 禅門の伝承では インドの ぼだい達磨禅師がインドから中国にやって来て 仏法を伝えてそれで中国に禅宗ができた ということになっております。 「この顔を…」「祖師」 祖師って 達磨禅師のことなんですけれども。 どう見ても 達磨図なんですけれどもこの顔が 達磨に見えるようでは とんだ役立たずだとちぐはぐだとかいうのを 禅問答みたいと…。