救急車!救急車 呼べ!マリンさん。 えっ?はじめまして 東区役所生活課の義経と申します。 何かハルカのこともいろいろと 面倒見ていただいてたようで。 今まで いろいろとありましたけどう~ん これからはちゃんと母の介護もしながらハルカを私自身の手で 育てていきたいと思ってますので。 あの…私も生活保護 受けられますよね?えっ?えっ? あっ… いろいろ調べたんです。 私 シングルマザーだし 母の介護もしなきゃでとてもじゃないけど 仕事できる環境じゃなくって。
ほら ハルカおいで。 今日 夜ご飯 何がいい?ハルカちゃんにとって 良かったんですよねお母さんが帰ってきて。 ですから 子ども家庭支援課と連携をして注意深く見守る必要がありますね。 で その母親が生活保護申請。 これからはおばあちゃんの介護をしながらハルカちゃんを 自分の手で育てていきたいと。 今の状況で保護すべきかどうか ちゃんと判断するように。 わかりました 注意深く見ていきましょう。 えっ 麻里ちゃん 妊娠してたんですか?あっ それは心配ですね。
あなたに何がわかんの?子供産んだことない あなたに何がわかるの?あっ そうだ あの そうそう そうそう。 あっ あの最近 認知症 進んできてますよね。 この子の父親とは もう別れた。 子供宿すってことはさ…。 じゃあ あなたは 父親としての自覚があったの?今更 父親面されても 過去は戻ってこないの。 あなたのせいで借金抱えて その借金に苦しめられながらお母さんは死んでいったの。 だから 今更 父親面しないで。 何か あの相手の男の人とは もう連絡取ってないみたいでもう別れたって。
半田さん?産んだら終わりではないですから。 義経さん 電話 ケアマネジャーの野中さんから。 半田さん どう思いますか?うん… まあ そうですね。 聞いた話だけどさ半田さんにもあるんだよ。 半田さんにも?うん。 半田さんが ケースワーカーになりたての頃担当してた 40代の女性利用者に二十歳の娘さんがいて。 出産して1カ月ぐらいたった頃半田さんがお祝いがてら 訪問に行ったとき母親になった その娘さんは幸せそうに赤ちゃんをあやしてた。 半田さん 私 幸せです。