高度 3,000mに 下りるまでに かかる 時間分 掛ける乗客 乗員の人数予備として その2%を そこに 足した量と 決められている酸素マスクが 必要なくなる 3,000mまであと 2,800m 高度を 下げなければ ならなかったコンクリートに 刺さったかのように操縦かんは ぴくりとも 動かなかった飛行機には 操縦かんを 手で操作して動きを コントロールする 手動操縦方法とスイッチや ダイヤルを 操作して 飛行機の動きを コントロールする自動操縦方法の 2つがある最後部にある 水平尾翼が 動き高度を コン
えっ!? 穴!?だが 着陸のために 必要な きめ細かな 操作はやはり 操縦かんで なければ 難しかったつまり…機長らは これまでの 異常事態の原因を次のように 推測したまず プロペラが 外れた直後に 機体に走った 衝撃これは 外れた…機内の空間は 床材によって上は 客室 下は 貨物室に区切られている普段なら 密閉された機内で2つの空間の 気圧は 均等に 保たれている言い換えると 床材を空気が 同じ力で押し合っている状態だしかし 機体の下部に穴が開いたことによって空気が 外へ逃げ下の空間の気圧は 低くなった
当時 対応した ジョンさん ご本人彼は 自動操縦を切る狙いを こう 語る操縦かんは 動くが コントロールが できないならケーブルは 切れている 可能性が 高いしかし 操縦かんが 動かないのであれば切断されているのではなくケーブルが 圧迫されているだけつまり 操縦かんを 力いっぱい 押し続ければ少しずつだが ケーブルが 床材を 押し上げ隙間が 生まれることで徐々に 動くようになる 可能性が あったのだ今 自動操縦は 効いているが 切った後に また 戻せるのか?機体の状況を 把握しきれていない 現状では100
あらためて 事件の緊迫性を 察知し慌ただしく 動きだした 警察だったが…その一方 立てこもり現場では 膠着状態が 続いていた出入り口は ロープと 机で 固定され人質たちは トイレにも 行かせてもらえないまた ずっと デッドマンスイッチを 握り続けている ドレーパーも緊張と 疲労からかしきりに 銃を 持つ手と ヘアアイロンを 持つ手を入れ替えていたそんなときだったついに やってきた 千載一遇の チャンスドレーパーの 隙を突いて みんなで 飛び掛かれば…爆弾の導線は 外れている隙を突いて 全員で 飛び掛かれば