今やJUDOは、世界各国で独自 の進化と発展を遂げ、その勢力は母国日本をも凌駕する。 ただ、フランスとかブラジルっていうの は、日本の競技人口の倍以上ありますし、やはり世界中に柔道強豪国ってい うのはいっぱいあります。 現全日本男子監督の井上康生さんの現役時代の内股の映像です。 相手は自国開催、日本、高藤直寿、相手は母国開催、ただ、すぐに切ってきたフセ イノフです。 アゼルバイジャンのフセイノフをこのあと準決勝、順当に勝ち上が っていけば、日本、永山竜樹との対戦が控えています。 高藤直寿、準決勝進出です。
23歳の新星、渡名喜風南。 さあ、佐藤さん、渡名喜、前の戦いでちょっと長い時間試合を強い られたんでね。 という畳のそばからは、三四 六さんのリポートですが、世界ランキングで比べれば渡名喜が4位、 フィゲロアが23位という状況でもあります。 フィゲロアは直近では3月のグラ ンプリアガリールで3位、2月のグランドスラム・パリで5 位というこういった実績を残している実力者ではありますが、残し てきた実績は渡名喜のほうが上という状況です。 プレッシャーはかけている渡名喜。
そうですね、やはり渡名喜選 手は変わらず、足を動かして、動きを止めずに、あの柔道を展開し ていってほしいですね。 状況的に、渡名喜有利は変わ りません。 攻め込んでいけば相手に指導がきて、渡名喜の反則勝ちというパタ ーンもあります。 そし て渡名喜自身もしかし、まだ釣り手は自由にさせてもらい、 組み手は不完全ですが。 渡名喜は接近戦も得意ではあるん ですが、前さばきで崩していけというコーチボックスの福見コーチ からの指示だそうです。
ご覧のように、男子60キログラム級は第1シー ドの永山選手、そしてディフェンディングチャンピオンの高藤選手 も勝ち上がり、優勝候補の2人が、早くも準決勝で戦うということに なりました。 一方の永山選手は、ここまで どうでしょう。 チャレンジャーである永山選 手、永山選手は前に出て、相手に圧力をかけて、攻撃し続ける。 渡名喜選手はご自身の得意技 でもある小外刈りっていうのにしその渡名喜選手は、このあと の準決勝でモンゴルのムンフバット選手と対戦します。
そんなモンゴルの最軽量級のエー スが、ムンフバット。 決勝で渡名喜風南に敗れ、2度目 の世界一を逃しました。 格闘技大国の威信に懸けて、因縁の相手、渡名喜との再戦に挑む。 連覇を目指す日本の渡名喜風南が 畳に向かいます。 これから戦うムンフバットと渡名 喜は、渡名喜が通算2勝3敗と負け越し ています。 強豪が渡名喜の準決勝の相手です。 ムンフバットからすれば、去年の 決勝で、渡名喜に屈したその雪辱を誓って くるはずです。 そして、渡名喜自身も得意の足技、きょう よく出ています。
これ、一瞬、渡名喜選手、止まっ てしまったんですよね、足技が。 左の大内刈り、また先ほどポイントを取った、背負い投げを狙って きます、ムンフバットです。 ここでムンフバットに対してのみ指導で。 ムンフバットはきょうは担ぎ技で 攻めていきます。 ムンフバットも寝技には定評 がありますが、渡名喜自身も、寝技は1つ、攻め込める大きなポイ ントでもあります。 今度は小外だ、そこに合わせてき たムンフバット。 時間を稼ごうという戦略もあるか、 ムンフバット。 ムンフバット。
世界選手権男子60キログラ ム級、準決勝で、日本人対決が実現しました。 一方、その高藤先輩を倒して、頂点に立つことが、東京オリンピ ックへの道だと話した永山竜樹。 これまで2人の対戦は永山の2勝、高藤の1勝、永山が上回っていますが、直近の 対戦では高藤が勝利を収めていま金メダルに向けて、そして東京オリンピックの代表争 いという部分でも、大きな大きな意味を持つ、両者の一戦です。 去年は初めての世界選手権、 3回戦敗退という悔しさを味わった永山竜樹です。
この高藤先輩を超えなければ、 東京オリンピックへはつながらない。 そう話している永山竜樹。 まず先制パンチを放ったのが 永山竜樹です。 日本人対決、井上康生男子代 表監督も見つめています。 永山の今連続で足技、手技出していこうとしました。 準々決勝は鮮やかな内股を一 本勝ちを収めた永山です。 釣り手、つかんだのは永山竜樹。 あっ、ここは永山にまず指導が1つ入りました。 永山を返そうという高藤です。 高藤はこの試合の中で、永山 の背負い投げに対応してきているように見えるんですよね。
ウクライナに誕生したスーパービ ューティーファイター、若干17歳のビロデ ィッド選手です。 そのことばがぴったりなのが、48キロ級、ウクライナのダリア・ビロディッ ド17歳。 まさに柔道一家のビロディッド。 さあ、連覇を懸けてこのあと決勝に挑む 渡名喜選手。 相手はいろいろな意味で注目のウ クライナのビロディッド選手になりました。 いよいよ日本の渡名喜風南、 最後の戦い。 その渡名喜の最後の相手は、この1年間、48キロ級を席けんし続ける、ウ クライナの17歳のニューヒロイン候補です。
ことし一年、渡名喜はこのビロディッドの前に 2敗しています。 やはり渡名喜選手は距離を取 りたいですよね。 ビロディッドは必殺の左の大 内刈りがあります。 今大会、あまり見せていませ んが、渡名喜は背負い投げもバリエーションとしても持っています が、またここで。 渡名喜の右手で相手の左をつ かむわけですね。 ビロディッド一本勝ち。 ビロディッドはこれで実に個人戦 30連勝で、17歳で世界の頂点に立ちました。
今回は連覇を狙っていた、ディフェンディングチャンピオン という立場でしたが、いかがでしたか?もう、前回から2回も負けて いるので、すごく悔しかったです。 国際大会ではよく決勝まで顔を出 す常連ですが、なんとまだ金メダルは人生で一度 もないシルバーコレクター。 永山竜樹、初めての世界選手権の舞台で3位 決定戦の畳に向かいます。 3位決定戦、青の柔道着、日本の永山竜樹、白 の柔道着、韓国のイ・ハリムです。 釣り手、引き手、2つしっか り持って、一本を奪う永山竜樹の柔道。
大技を持っている永山竜樹で す。 担ぎにくるイ・ハリムに対し て、永山竜樹、落ち着いて対応しています。 こうやって指導をどんどんどんどん取っていくタイプの戦術ですよ ね。 先に指導をもらったのは永山 です。 指導3つで反則負けとなりま す。 自分の得意なとこで相手が勝負してくれないんですよね。 偽装攻撃のかけ逃げの指導と いうことですね。 永山のチャンス。 2つ目の指導がイ・ハリムに入り ます。 あと1つ指導取れば。 背負いにいった!永山のパワ ーです。
ゴールデンスコア方式の延長戦に 入ります。 じっくりいかないほうがいい ですよね、韓国選手、ゴールデンスコア入って、いきなりペース上 げてきますから。 左右の背負い投げできるのが 永山の強みですから、今みたいにテンポ刻んでいったほうがいいで すね。 永山が前に前に出ていって、 投げようとしてるのに、合わせてイ・ハリムがもぐってくるんです よね。 さあ、この寝技も鍛え上げてきま した、永山竜樹。
内股!最後は永山竜樹の内股 一本!永山竜樹、初めての世界選手権のメダル。 高藤直寿、3度目の世界選手 権金メダルへ。 準決勝で日本人対決、ライバル、強豪ロシアのムシュビドバゼ。 さあいつものように気持ちを入れ て、男子60キログラム級、絶対的な王者へ、世界選手権連覇へ、 高藤直寿の決勝戦です。 左組みの高藤、そして右組みのムシュビドバゼ。 ムシュビドバゼ。 相手は非常に技が多彩な試合 巧者のムシュビドバゼ。 かなり上から抑え込むような、 ムシュビドバゼ。 さあ、そして、ムシュビドバゼの 右腕を狙っていく。