2018世界柔道選手権 男子100Kg級 女子78Kg級

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この番組のまとめ

女子78キログラム級、日本 代表、濱田尚里が初めての世界選手権の 畳に向かいます。 その記念すべき日に、念願の初めての世界選手権の畳で す。 さあ、初めての世界選手権。 きょう9月25日は28歳の誕生 日という、濱田の記念すべき世界選手権の畳です。

このフレイ選手は非常に気持 ちにむらがある選手なんですけれども、1回戦、非常にいい形で勝 ち上がったので、非常に今、乗ってるんですよね、気持ちが。 ドイツの選手は、寝技をしっ かりやってきますので、今みたいに立ち技から潰れたあと、寝技をちょっと意識して防御をし たいですね。 2015年の世界選手権銀メダリスト、ドイツのフレイ相手に、こ の内股一本勝ちを決めて、3回戦突破を決めました。 小外一本勝ちでこの3回戦に駒を 進めてきた、初めての世界選手権代表、日本の濱田尚里です。

白い柔道着、日本の濱田、初めて の世界選手権、そしてきょうが28歳の誕生日という日に、この世 界選手権を迎えています。 最初、この抑え込みで果たしてきょう初 めての世界選手権の畳で誕生日に頂 点までたどりつくことができるんでしょうか。 日本の濱田尚里、2戦目、3回戦を突破しています。 世界選手権連覇を期す今大会。 世界選手権のメダリストたちを破 って、さあ、準々決勝を迎えます。

密着させてからの小外掛けをかけていこうというイリヤソフです。 この2人、今まで対戦成績はありませんから、ウルフ が今まで対戦した一定以上の強い選手に関しては、作戦を立てるこ とができるんですけれども、この選手に関しては情報がないので、 少しやりにくいんですよね。 ここまでのイリヤソフの戦い ぶりは、結構カウンターもうまいですし、中途半端に 入る技はすべて返してきますね。 それからクロスグリップからのフ ェイント気味の小外掛け、これは十分注意が必要だというふ うに、ウルフも見ています。

この準々決勝ですが、ロシアのイリヤソフを迎えての一 戦。 ことし、国際大会を2つとってい るというイリヤソフ、強敵を迎えこの小外が伸びてきましたね。 まさに寝技のスペシャリストでも ある初めての世界選手権代表、濱田。 このアポテカールは前回大会の銅メダリスト、イギリスのパウエルを倒して勝ち 上がってきた21歳ですが、まあご覧のように、佐藤さん、身長差 があります。

もし背負い投げなど担ぎ技を 持っていれば、股下に潜るのも一つの手ですけれども、濱田選手は 担ぎ技というよりは、内股、大外刈りのような投げ技を持っていま すので、足から攻めて、頭を前傾にさせるほうがいいと思いますね。 このパターンで、国際大会では連戦連勝で、この世界選手権代表の 座を射止めてみせた濱田。 この準々決勝は見事、濱田必殺の寝技で、アポテカール を下して準決勝進出。 初めての世界選手権の畳で、ついに濱田の真骨頂が見られまし た。 野村さん、濱田選手が準決勝進出 です。

オランダ代表2選手がベスト4入 りを決めており、濱田選手の準決勝の相手は、優勝候補の筆頭、フランスのチュメオ選手のいる山 で勝ち上がってきた元世界女王、フェルケルク選手です。 手ごわい相手になりそうですが、 そのフェルケルク選手の情報、三四六さんに伝えてもらいます。 本当に手ごわい相手みたいですけ れども、野村さん、どんなところが対戦のポイントですか?本当に実績、そして経験値で フェルケルク選手のほうが圧倒的に上。

引き手も襟を取って、両襟で このフェルケルクを今、止めている状況です。 フェルケルクの一本背負い。 引き手はしっかりと、袖では ありませんが、両襟ではありますが、しっかりと取って、そのフェ ルケルクの逆の一本背負いを、ここは大内刈りでいった、一本勝ち !すばらしいですね。 寝技のスペシャリスト、濱田 が、立ち技で一本。 初めての世界選手権、28歳の誕生日。

この両者ですが、ウルフ・アロン が左組み、そしてコレルが右組みということもありまして、けんか 四つになります。 直近では去年の世界選手権の準決 勝で、ゴールデンスコアの延長戦に入って、ウルフ・アロンがコレ ルを破っていますからね。 ウルフは常に物事を考えて行 動できる選手ですので、しっかりと次、自分が何をすべきなのか、しっか り整理つけて、この畳の上に上がってると思いますよ。 なので、奥をたたくか、もしくはウルフ・アロンのことに関しまし ては、この1年間、コレルも恐らくかなり研究してい ますからね。

ワールドランキング2位の強敵、オランダ、ウルフ・アロン選手、見事敗者復活戦勝利、このあと3 位決定戦です。 そして濱田選手も準決勝で見 事勝利です。 なんですが、その決勝の相手、オランダのスティーンヒュイス選 手という選手です。 スティーンヒュイス、やっか いな選手が決勝に上がってきました。 最後の相手は、世界ランキング1位、スティーンヒュイスの2勝、濱田 はこの相手に負け越しています。 2018世界柔道選手権女子78 キログラム級決勝戦。

やはり四つんばいになった状態か らでも、濱田は返す力は抜群ですので、そ の状態になったら、もう危ないというのはスティーン ヒュイスの頭の中にはあると思います。 立ち上がり、まず濱田が得意の寝技で攻め込む シーンがありました。 スティーンヒュイスもしかし 奥をつかんで、組み手は十分。 相手も分かってますよね、や はり絞め技もきますので、両手で一生懸命、濱田選手の手を防御し ていましたよね。 スティーンヒュイスはもう、 中途半端な投げ技はしてこないとそうですね。

スティーンヒュイスの強さはどう 見ていますか?佐藤さん。 ここからです、ここからステ ィーンヒュイスは攻めてきます。 押し込まれたあと、スティーンヒュイスが内股で返す ような展開もあります。 きょうが28歳の誕生日、初出場、この濱田の最後の戦いは、ゴールデンスコア方式の延長戦決 着ということになりました。 初出場の世界選手権の畳にこの決 勝まで上がってきた濱田。 オランダの応援団からも、声援を 受けているのが、このスティーンヒュイス。

となると、この世界選手権の ために鍛えてきた、立ち技の部分というので、最後、決着をつけたい濱田。 ひざに大きく手をついていた のは、オランダ、世界ランキング1位のスティーンヒュイス。 ここからチャンスですよ。 相手の左足を外側、もしくは内側 からかけて、そこから内股につな濱田、チャンス。 その記念日に最後は得意の寝技でしとめるか。 しかし、ビッグチャンスを 作りました。 ビデオ判定の結果、スティーンヒュイスはあと1枚指 導が来ると、その時点で反則負け。 スティーンヒュイスにちょっと力はなくなってきたか。

あっ、場外に?今大会日本女子、これで4つ目の金メダルを獲得し ました。 日本代表はここまで出場全選手が メダル獲得。 対戦相手はモンゴルのオトゴン・ バータル・ルファグパスレン。 モンゴル、ルファグバスレンです。 3位決定戦、ここまで日本代表は、出場全選手がメダルを獲得してい ます。 そのルファグバスレンに対してま ず、引き手は取れているシーンはあるんですけれど も。 相手のルファグバスレンが両 袖を絞って圧力をかけてくることはもう分かっているんだと。

平岡さんのおっしゃるように、 本当にウルフ・アロンという選手は、話していても頭のいい選手で すから、恐らくこの敗戦を機に、一つ、自分自身の分析をして、ま た世界の舞台に帰ってくるかもしれませんし。 自分の誕生日プレゼントを自 分で勝ち取るってあまり見たことがありませんが、きょうの試合を 振り返ってどうですか。 とにかくダブルでうれしい、 誕生日、ハッピーバースデーと、そして世 界チャンピオン、本当におめでとうございます。