お~!欧米じゃ ポストモーテムイメージング PMIなんて呼ばれてるけど日本じゃ Aiっていう呼び方が 一般的なんだ。 放射線科では 受診患者の増加 および人員の不足を考慮してAiの受け入れを 今後 最小限にとどめる方向で考えていきたいと 思っております。 よろしいですね?救急死亡時の Ai実施は 当院の方針です。 河川敷には直樹君と キャッチボールするために来たということです。 心臓付近に擦過傷が見られ 他に目立った外傷がないので心臓振とうかもしれません。
Aiは メスを入れる解剖と違って大切な息子さんの体に 傷をつけることがありません。 日本じゃ 年間15万人が 異状死とされるけどそのうち 解剖に回されるのは せいぜい 2万人ぐらいだ。 どうして 解剖して 確かめないんですか?遺族の承諾だよ。 えっ?解剖には 幾つかの種類があるけど病院でやる病理解剖と 警察がやる司法解剖があって病理解剖は 病院で患者が亡くなった場合遺族の承諾が必要。 司法解剖も 法的には承諾不要なんだけど心情的配慮から 遺族の了承を 取ることになってる。
2回撮影ですか?頭部と心臓部のコンベンショナルを追加した4回撮影だ。 肝臓破裂?ボールがぶつかったぐらいで 肝臓破裂しねえだろ。 あの… 五十嵐の方から ちょっと 話があるそうなんで聞いてもらえますか?え~今回の直樹君の肝臓破裂に非常に近いケースの事例を 見つけました。 アメリカで ボクサーが試合後に肝臓破裂で亡くなるという事故が あったんです。 そのときも 直樹君と同じく体表に目立った痕跡は なかったんですがそのまま 意識を失い死亡。