[そして その後も その人物に 関する調査を 続けた結果…][彼が調べていた 人物とは…][そして そもそも いったい 彼に 何が起こったのか?][家族との再会を 心の糧として 仕事に励んできた カロエフ][家族にとって 待ち遠しい日が やって来た]家族との再会を 心から 待ちわびていた][この日 カロエフの…][戦慄の事故が 起きていた][カロエフの妻子が乗った 飛行機はドイツ ユーバリンゲンの 田園地帯へ 墜落][直ちに 消火活動が行われた][居ても立っても いられなかった カロエフは翌日 他の乗客の
貨物機と 空中衝突した…][しかも TCASという最新の安全装置が 装備されていながら…][そして 管制官の指示と 衝突防止装置 TCASが別の指示を 出すという…][ここからは 事故調査報告書を 基に2つの視点から その謎を ひもといていく][まずは 旅客機と衝突した…][離陸から 15分が 経過したころ…][スイス領空に入った DHL機はその空域を担当する 管制官に 連絡][実は 飛行機が 離陸後 最終的に どの高度まで上がるか事前に 決まっていないことが あるという][その場合 空域を担当する 管制
管制官が 交代し高度や 間隔を 適切に コントロールする役割を 担う][もう 一人が 進入管制の業務を 行う 管制官][離陸した飛行機の サポートや 着陸希望の 飛行機を空港の管制塔に 引き継ぐまで 誘導する役割を 担っている][ドイツ 南部と スイス 全域を 賄う この空域はヨーロッパの 中央部にあり日中は 非常に 混雑しているのだが…][子供たちを乗せた バシキール機がちょうど その空域に さしかかる 夜間はというと…][一人が 休憩に入り 業務から離れたため[原因は…][事故の起こった ユーバリンゲ
[あの日 妻子は ロシアから 飛行機で[その後 事故が起こった ドイツに向かった カロエフだったが[晩婚で 子供も 幼かった カロエフ][家族が 生きがいであり 全てだった][事故を きっかけに カロエフは 働く意欲を 失いロシアの実家で こもりがちに][子供部屋を 思い出の品で 飾りたてると…][わずか 30秒にも満たない 生前の家族が 映った何とか 生計を立てることは できたものの…][ロシア国内では 事故直後から航空管制官の ミスが大惨事の原因である 可能性が高いと 報じられピーターという 名前こそ
果たして 彼は この後 どんな行動に 出たのでしょうか?[愛する妻と 子供たちとの再会を心から 楽しみにしていた カロエフ][重大な過失を犯した 管制官は まだ 職場に とどまっていた][さらに 後日 カロエフが捜査関係者から 聞いた話によれば…][それでも 彼は 諦めなかった][探偵まで雇い 男の消息を 追った][そこで 彼の目に飛び込んできた ピーターに関する 記述とは…][管制官は トレーニングを 一切 受けていなかった][そんな折 カロエフの元に[悲しみが 怒りに 変わろうと していた][ところが