最終回直前特別企画 ラジエーションハウス【来週よる9時最終回!!】

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この番組のまとめ

アメリカの放射線科医ピレス教授をご存じ?もちろんです。 放射線科医病理医麻酔科医の3つの分野はとても重要視されており人気も地位もある。 特に放射線科医はその病院全ての患者のCTやMRI画像を読影し診断を下す重要な役割を担っています。 そのためアメリカでは放射線科医の地位も名誉も確立されています。 診察室で直接患者と接する外科医や内科医ばかりが注目を浴びて誰一人答えられない中たった一人だけピレス教授に実に惜しいと言わしめた男がいたとか。 放射線科医たちの間でも噂になってましたから。

甘春甘春!甘春先生!僕に検査をさせてください。 [ここに1つの病院がある][築27年何の変哲もない建物だ]なあなあ三人でさハワイ旅行行かないか?うん?加奈子の大学入学祝いも兼ねて。 実はな父さん麗洋医大の系列病院の院長を任されることになったんだよ。 甘春先生術後の経過順調みたいですよ。 こちら元院長の甘春正一さん。 本物?このたび麗洋医大の系列病院の院長就任を打診されまして。 あのお言葉ですが甘春元院長が退かれてから病院の収益率は下降の一途をたどっております。

えっ?知り合いっすか?いや3カ月前にさ右上腕骨骨折疑いで検査した子なんだよね。 技師が治療行為をするのは医師法違反だぞ!あんよ上手ね。 これ鎖骨骨折した赤ちゃんのレントゲンですよね。 ちょっといいかな?実はこの子骨折の頻度が多くて少し気になってて。 紫外線は百害あって一利なしですからね。 そういえば光君も紫外線対策全身してたね。 また検査ってこの子どこか悪いんですか?いえ今度は大腿骨を中心に撮影させてください。 外に出るときも帽子などで紫外線を完全にシャットアウトしてしまっていたことも原因と考えられます。

呼吸が安定してる間に早く専門の小児病院に搬送した方がよさそうだな。 神経芽腫だと?場合によってはいつ呼吸障害が出てもおかしくありません。 いや今すぐ小児専門病院に搬送した方がいい。 相手が乳児の場合検査の難易度も治療の難易度も格段に上がります。 万が一搬送中に呼吸不全に陥ったら脳に重篤な障害が残る危険性があります。 腫瘍の場所さえ特定できる正確な胸腹部CT画像があればこの病院でも治療に臨めるはずです。 胸腹部CT?それを撮るのがどれだけ難しいことか分かってんのか!?乳児の場合大人を撮るのとは訳が違うんだ。

撮影回数は2回に減らして動脈相と平衡相だけに絞ります。 子供の場合指示どおりに呼吸止めることできないから技師が自分の目で呼吸に合わせた造影剤のタイミングや線量これだと正直手術は難しいかと。 えっ?これは呼吸の影響もなく造影のタイミングも完璧な写真です。 MPRを作って神経芽腫を多断面から観察してみなさい。 君たち技師が責任を持って撮影した正確な写真をわれわれ放射線科医が責任を持って診断し治療方針を導く。 それがわれわれラジエーションハウスの仕事です。 皆さん!光君の手術無事成功したそうです。