ドラマスペシャル「濃姫Ⅱ~戦国の女たち」

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天下統一を目前に本能寺で全てを失ったのは織田信長四十九歳の時の事でございました♪~お濃ー!殿のお顔を見たら…忘れてしまいました。 のう?そうであってもわらねばわらわが許さぬ!織田家の骨肉の争いの末弟信行を殺害し五万の兵をも動かせると恐れられ当時の武将たちが持つ「京に上って天下に号令を」という野望に最も近い存在でした京に上るには…。 籠城?籠城!籠城~!まことか!?一戦も交えず籠城だと?うつけはしょせんうつけであったな!一戦も交えず尾張の地を今川に渡すおつもりか?こなたの父が守ってきたこの地を…。

行くぞ!はっ!わずか十分の一以下の兵力で大群を率いる今川義元に戦いを挑む世に名高い桶狭間の戦いがいよいよ始まろうとしていましたこれは…奥方様。 申し上げます!申し上げます!今川義元本陣桶狭間方面にて休息をとってございます。 しっ!義元以外の首はいらぬ!義元を逃すな!義元を捜せ!急げ!今川義元ここぞー!はっ!おおーっ!信長か?今川治部大輔殿か?わざと落とさせたな?誰もが恐れるもの…。

信長殿!信長殿市を浅井家にやるというのは誠か?もう少し様子を見ても…。 父上信長殿は戦の世を終わらせようとされておるのです。 織田との縁組みなどわしは認めん!着々と力を蓄えておりました光秀殿…。 光秀殿のその笑い方懐かしゅうございます。 明智十兵衛光秀かつて濃の父斎藤道三に仕えた濃の従兄弟に当たるこの男は道三亡きあと諸国を転々としておりました今はどちらに?ここ数年越前の朝倉家に身を寄せております。 それゆえ光秀殿は父亡きあと美濃を追われる事に…。 父も光秀殿のお気持ち十分察しておられるはず。

光秀の采配により信長は足利義昭と対面正当な足利幕府の後継者でありながら忘れぬぞ…!上洛を目指す信長にとって京へ攻め入る最高の口実がこうして手に入り…さらに光秀は鮮やかな外交手腕を示しお市の方と長政の縁談までまとめてみせたのでした他の家にやる気はなかったからのう。

申し上げます!浅井長政逆心!朝倉と内応し背後より来襲!まさかそんなはずは…!浅井家と呼応して延暦寺三千の大衆も動いてございます!これはまずい…。 お静まりくだされ!殿!長政の裏切りで形勢は一気に逆転信長は撤退を余儀なくされたのでしたなぜ浅井家が…。 ♪~態勢を立て直した信長は浅井・朝倉軍と再び激突うん。 この浅井家を滅ぼすつもりか?信長が駆けつけた時には浅井・朝倉の軍勢はすでに姿を消しておりました猿!はっ!延暦寺に申しつけよ。