うわっ!おどかすなよ!クワガタの幼虫はデリケートなんですから。 ちなみに私子供の頃は虫博士と呼ばれていました。 正確には強盗殺人でした。 ミヤモトアゲハという蝶です。 確か城陽大学の宮本教授によって発見された新種でしたね。 繊細な造形と神秘的な色合いが大変印象に残りました。 現在世界に2つしか標本がありません。 その標本って結構な額になるんですかね?被害者は300万円で購入したそうです。 そこをなんとか教授お願いします!ダメダメ!帰んなさいよ。 いつか必ずミヤモトアゲハを手に入れてみせる。
ミヤモトアゲハ…ミヤモトアゲハ…。 いつかこの中にミヤモトアゲハを飾るんですよ。 あの蝶を誰よりも愛しているのはこの僕なのに!僕こそミヤモトアゲハを手に入れるのにふさわしい人間なのに!蝶を売ってくれるよう野口さんに頼みに行かれたことは?何度も行きましたよ。 だけどあの人は売ってくれなかった!はいはいはい…よっぽどミヤモトアゲハが好きなんすね。
その時教授とご一緒でしたか?何時頃ですか?あれは確か…。 蝶は!?ミヤモトアゲハは無事ですか!?残念ながら犯人に盗まれた。 ミヤモトアゲハが…。 うわー!どどどこへ?最初の被害者野口さんの自宅です。 田波郡を含む紀伊半島の一部では冬場に独特の季節風が吹く…と聞いたことがあります。 ミヤモトアゲハはこの工場付近で羽化したのではないでしょうか?えっちょっと待ってくださいよ。 環境汚染が蝶に与える影響ですか?具体的にどのような例があるのかと。
さぁいよいよ本日最後の出品ミヤモトアゲハです!今回この蝶が出品されると聞いて驚かれた方も大勢いらっしゃると思います。 ミヤモトアゲハはこれまでに2個体が採集されましたがどちらも盗難の憂き目に遭いました。 あなたがミヤモトアゲハを競り落とすかどうか。 工場が自然環境を汚染すると確信した野口さんは和歌山県田波郡で新種の蝶が発見されたという記事です。 慌てた会社側は直ちに工場を閉鎖したものの協会のスポンサーとなり教授に近づいた。 昭和50年教授がまだ学生だった頃彼の友人が和歌山県田波郡で採集した個体です。