…ボン!おい…上条温子さんだ。 受信機と発信機ですか?接着剤として使ってベビーカーのフレームにこっそり装着したんですな。 上条温子さんのご主人は建設会社の人事部に勤めている。 車体に毛髪の切れ端が数本付着してましたが炭化してて鑑定不可能です。 上条温子さんですか?はい。 犯人は全てを見ながらタイミングを計って発火装置のスイッチを押してる。 見つかったのは血液型も元素成分もバラバラの毛髪。 水島さんが来た日に上条温子さんもこの店に来てる。
実は当店の託児室かなり好評でございまして犯人は自分の順番を待ちながら隙を見てベビーカーに爆弾を仕掛けた…。 もし前科があってそれが爆弾事件関係者なら一気に犯人絞れるんですけどね。 ねぇそっち画面どう?何これ?誰かがファイアウオールを破って京都府警のホストコンピューターに侵入しようとしてる…。 「我々は君達を監視している」「爆弾はまだあるぞ」「ハハハハハ…!」「」「ハハハハハ…!」「」犯人からのメッセージは以上です。
僕が世界をコントロールしてるんだから。 世界をコントロール…?僕は今まで世界にコントロールされてきた。 だけど今度は僕が世界をコントロールし返してやるんだ。 あなたは世界をコントロールなんて出来ない。 あたしもあなたにコントロールなんてされない。 その結果理系の大学院を卒業し現在無職の青木昌良…あなたが浮かんだ。 俺達はGPSの発信機だけを残して爆弾を解除回収していった。 科捜研ではなく爆発物処理班と一緒にな。
被害者を殺せば缶入りカクテルの話もなくなりますし。 そこのカクテルを商品化したいと食品会社が言ってきて。 そんなにそのマスターのカクテルはおいしいんですか?この世界ではかなり有名なんです。 中でも評判のいいこの5つのカクテルを出そうって。 みんなオリジナルカクテルですか?はい!あなたのお薦めはどれでしょう?そうですねぇ…どれもおいしいけど…。 卵も使うんですか?カクテルは材料を選びませんから。 「カクテルは材料を選ばない」?だからカクテルはおもしろいんです。
あの…銀座のレストランでピアノを演奏してる店ですよね?バーのあるレストランだったんですか?どこかに引っ越したのかしら?つぶれたんじゃないですか?つぶれるようなお店じゃないのよ。 この前夜景の見えるレストランで飯食ったろ!はぁ?あれだって私が連れてったお店でしょ!だいたいあのとき薫ちゃん遅刻してきたじゃない!遅刻はお前の専売特許だろう?なに言ってんのよ!ち~こく!遅刻!遅刻!やめろ。 じゃあミントを使ったカクテルとか?ミントのカクテルのつまみに梅干しですか?ありませんねぇ。 ピアノのあるレストランバー…。
あら!スコットランドヤードに?ええ。 でも…なぜロンドンの首都警察を「スコットランドヤード」っていうのかしら?そのご主人と昔行ったお店を今お探しだとか?ええ。 そのお店はどんなバーだったんですか?今でいう…レストランバーよね?たしか…ピアノがあって?…ったく頼りになんねえなぁ!今日はアイラモルトをトゥワイス・アップで。