彼氏いたのか?並み居るライバルを蹴落としてイケメンのケンジ君をゲットしたのよ。 先週アフラックの新商品の発表会が行われたの。 そこで登場したのがそろそろ医療保険入ろうと思って。 アフラック!うわっやべっ!面白いでしょ。 新しい医療保険せっかく楽しみにしてたのにケンジ君のバカ!あ~あかわいそうに…。 あんたが…あんな無責任な事しなかったら雄一は死にゃあしなかったのよ!聞いてお母さん!落ち着いて!すごい母親ですねえ…。 ロサンゼルスは今何時かな?ああ~!ちょっと待て待て待て待て!いいいいいい…。
どういう事だ?火災調査班!お前マル4はいないと言ったじゃないか。 それを進入した消防隊員が見落とした。 以上!もう少し骨のある火災調査官だと思っていた。 進入した時食器棚はすでに倒れていて…。 警察の捜査が難航してるので独自に目撃者探しをしていたらしくその苦労のさなか火災に…。 お母様が暴漢に襲われた公園はジョギングコースとしては有名なんですが人通りはまばらで目撃者はまだ…。
この男は火災調査官の紅という者なんですがどうしてもご遺族の方にお話をお伺いしたいという事で。 原田清恵さんはユニホームを洗濯していなかったんです。 真実をねじ曲げてまでそんなに消防隊を守りたいか?まず亡くなった原田清恵さんの遺体から検出されたアルコールの量ですが0.38パーセント。 これでもまだ本人の意思ではなく誰かに閉じ込められたと主張するのか?火災調査官。 俊介!キャッ!俊介ー!!原田清恵さんも同じ気持ちだと思うんだよな…。
このようにして犯人は一酸化炭素中毒による自殺に見せかけようとしました。 その時右足が七輪のこの部分に触れやけどを負い消防の出動騒ぎに気づいた犯人は慌てて必死に火を消したはずです。 もし本当に自殺だとしたらわざわざ壁を上塗りしたり収納庫の中に逃げ込んだりする必要がありますか?清恵さんの息子の雄一君が遺体で発見された時県警の鑑識主任として臨場していたそうじゃないか。 収納庫の中の指紋これ相当鑑識に精通した犯人の可能性があると思うんですよね。
「雄一の代わりにあんたが死ねばよかったんだって」お母さんが犯罪被害者の会に通っていたのはご存じですね?これはその主催者にあてた留守番電話の録音です。 この子とはどういう関係なんだ?原田清恵さんの娘星子さんが持っていたんだ。 星子さん?清恵さんの娘さんは星子さんっていうんですか?いつまでとぼけてるんだ。 うん!いい名前だ!わかるように説明してくれないか?この星子って子は清恵さんが未婚の母で生んだ子供らしい。 相手の男は消防官で清恵さんとは不倫の関係だったと清恵さんの古い友達が言っていた。
どういう事ですか?おそらく山形は1年前の原田雄一君が殺された事件の容疑者を突き止めその容疑者にデータを売り渡したんじゃないかというのが谷村主任の読みだ。 元鑑識課員が事件にかかわっていたというのがどうにもやりきれんのだろう。 聞いてもいいか?なんでしょうか?自分の仕事がむなしくなる時はないか?俺に関して言えば俺たち鑑識の仕事は鑑識ロボットみたいなものが出来てしまえばそれが全てを代行出来る。 でもその鑑識ロボットにも火災調査用に作られるロボットにも絶対に出来ない事があると思います。
警察にあの留守番電話のテープを提供したのは私なの。 犯人につながる大事な証拠を床下収納庫に隠したからキャーッ!どうした!?星子ちゃんどうしたんだ!?あぁっ…。 「星子ちゃん!」聞こえるか?おい!星子ちゃん!「返事しろ!」なんだと!?紅さんに消防車に乗せてもらっていた頃の夢…。 発火装置か?アイロンからの失火や消防隊員のミスにこだわった。 懐中電灯の部品ですかね?でもそんなものは最初の火災の残存物リストにはなかったような…。 主任!本体発見しました!そういう事か!あのここ一応仕事場なんで…。
その時玄人…すなわち鑑識あがりの山形澄男は何やってんだよ!これじゃ誰かに火を消したとばれるじゃないか!そして仕方なくアイロンの失火による死亡に見せかけようと計画を変更したんです。 この扉を開けた事によりガソリンの濃度が下がり収納庫の中の酸素とガソリンがちょうどいい具合に混ざった頃星子さんは一度落としたこの懐中電灯を拾いスイッチを入れました。 私のはここにある!中園さんあなた1年前の10月28日つまり原田雄一さんが殺害された日民自党の候補者公募の選考に漏れ大いに荒れたそうですね。
誰か私のうしろをつけてませんか?そして自分を捜査圏内から外すため山形ともう1人の男を目撃したと俺たちに告げそのあとに山形を殺害しあろう事か星子さんの命まで奪おうとした。 指紋の検出出来ませんでした!何?しかしDNAの採取はどうにか出来ました。 山形に星子を殺したら1000万円渡すと約束したんだ。 山形に仕掛けを作らせてから山形を殺しその山形が作った仕掛けで星子を殺せば俺に捜査の手はおよばない。