それ野菜不足なんじゃない?野菜不足ならこれを飲め。 じゃあ野菜のボディソープは?クラシエのナイーブから野菜や果物が入ったボディソープナイーブナチュラルマルシェが新発売!自然由来の成分が体を洗いながら理想のお肌へ導いてくれるの。 せっかく野菜ジュース作ったのに野菜のボディソープに負けたか。 厚生年金の分割制度ができたお陰で熟年離婚増えてるらしいし。 例えば専業主婦が離婚したらそれまでは旦那さんの厚生年金がもらえなかったの。
それは現在ご主人と離婚協議中だからということですか?仕事が立て込んでおりまして。 谷山君達にも離婚話が出ていてそれで相談に乗ってやっていたんです。 冤罪っていう可能性もあるんじゃないですか?被害者の谷山しのぶさんにも離婚話が出てたって言ってたよね。 そのことで旦那の谷山信行さんともめてたってことは?大槻さんの会社にいた人なんでしょ?何かにおいますよね。 何がですか?検察はご主人が谷山しのぶさんに結婚を迫り私から離婚を言い出されたことがよっぽど屈辱だったんじゃないですか?なるほど…。
だって検察側に物証と目撃者の証言があるのにこれからどうやって公判を維持していくつもりなの?検察の主張どおり大槻さんと被害者が不倫関係にあったかどうかがポイントだ。 大槻さんに不利な証拠がそろっているのも谷山が意図的に罪を被せているとしたら納得できます。 大槻さんはそのことをわかってるのかしら?わかっているんじゃないですか?だったらどうしてそのことを黙ってるの?こういうふうに考えられませんか?やっぱり大槻さんと谷山しのぶさんは不倫関係にあった。
大槻とは大学時代からの友人なんです。 大槻さんと谷山しのぶさんとの関係については何かご存じでしたか?いえまったく…。 しのぶさんのご主人の谷山君がうちの会社へ入ったのは私が大槻に頼まれたのがきっかけなんです。 技術者としての谷山君の将来を考えたらええ仲人もしていましたしかわいがっていたと思います。 そんな大槻が谷山君の奥さんとそんな関係になると思いますか?ましてや…。 離婚話ですか?ご存じですか?大槻から聞いてました。 大槻は私に心を開いてくれたことは一度もありません。
きっと保険金殺人よ。 保険金殺人?そう。 先生裁判はそんなに不利ですか?それでも大槻さんは私に何も話してくれません。 何が?やっぱり保険金殺人みたいです。 谷山信行は今の会社に移ってから人間関係でうまくいってなかったようです。 そのストレスかどうかはわかりませんがギャンブルに手を出したんですね。 この間一緒に来た佐川って男とはギャンブルで知り合ったようなんです。 それで保険金殺人?一番強い動機があるのは夫である谷山信行です。
その借金をあなたはどうやって返済するつもりですか?異議あり!弁護人の一連の質問は審理とは関連がありません。 被告人は谷山さん夫婦の離婚の相談にも乗ってあげていたそうですがそのことは聞いていませんか?私は聞いておりません。 では被告人が谷山しのぶさんと不倫関係になるようなことは考えられますか?不倫関係になるようなことは考えられません。 どうして知ったんですか?谷山君から借金の申し入れがあったからです。 弁護人は谷山信行さんへの主尋問を要請いたします。
今度は谷山信行のアリバイの線から洗ってみたらどうですか?谷山しのぶさんの殺害時刻のアリバイだろう?それは警察だって確認してるよ。 佐川の彼女が頼んだピザの注文伝票のコピー。 それは当然3人で食べたんですよね?甲七号証のピザの注文伝票を示します。 だとしてもですよ大人が3人もいてピザのスモールサイズをたった1枚注文するっていうのは不自然じゃないですか?だから他にもつまみはありましたから!ピザを届けた店員に聞いたんです。 谷山しのぶさんが殺害された同時刻に大田区の町工場に忍び込んでいたそうだ。
一度ご主人に接見してみませんか?そういう意味では仕事人間だったのかもしれません。 そこに突然の離婚話です。 それと大槻さんが自殺を図った理由何だと思う?そりゃあやっぱり奥さんから離婚届突きつけられたからでしょ。 違うの?その大槻さんっていうご夫婦前から離婚の話が出てたんでしょ?そうだよ。 だったらその離婚届を突きつけられたからってそれが自殺のきっかけってことにはならないんじゃない?聡子もそう思う?うん。 まあ離婚を言い出すタイミングもよーく考えないといけないわね。
あなたはここにいる被告人のために妻として長年食事を作ってこられましたね。 被告人の食物アレルギーはどの程度のものなんでしょうか?知らないで食べたりするとひどい腹痛を起こしたり吐いたりすることも…。 被害者は被告人と一緒に夕食を食べていた。 本当に被害者が被告人と不倫関係にあって付き合っていたのならわざわざ被告人が食べられないカニ鍋を夕食に用意しますか?それは…。 ただ今の苦し紛れの証言でおわかりのように被告人は被害者である谷山しのぶさんと一緒にカニ鍋を食べてはおりませんでした。