浅倉禄郎。 死体が入ってたトランクから浅倉の指紋が出たそうだ。 嘘!?浅倉禄郎は検察庁の検事でありながら6人の女性を連続して殺害しその女性が売春婦ばかりだったところから「平成の切り裂きジャック」として恐れられました。 幸いにもその半年後浅倉の身柄を警視庁が確保しましたがその時浅倉は全ての記憶を失っていました。 ところが拘置所で不祥事が発生しあろう事か検察庁の次長検事の指示により拘置所職員によって浅倉が殺害されるに至ったのです。
この河川敷を総合グランドに整備するという公約を掲げておととし当選したんだよ。 ところでおととし市長主催のパーティーがこちらであったのは覚えておいでですか?あああん時は張り切って腕を振るってたからね。 田所市の平本市長はなぜ公約の開発を取りやめたのでしょう。 またグランド開発計画の件?ああさっさと公約果たさないとな…。 平本市長は参議院議員の平本篤繁の娘婿で市長が市議の時に結婚したようです。 無名の新人が当選できたのは義理の父親の全面的な支援と婦人会の幹事である奥さんのおかげみたいですね。
やれ女だとかギャンブルじゃないかとか…でも遺品を調べたら近所の児童福祉施設の領収書と感謝状が出てきたんです。 国務長官…浅倉禄郎はほんとに共和国の国民ではなかったのですか?しかしそれは仕事として請け負ったのではありませんかね。 それじゃ前にも浅倉と?私以前大蔵省の役人やっておりました。 あの頃は不良債権の処理公的資金の注入って事でどこの銀行のMOF担も必死でした…。 大蔵省金融監査部管理課の課長だった…。 しばらくして大統領が自由共和国を立ち上げたんです。
間違いなくその時浅倉にはもう記憶がなかったんですね?ええ何もかも忘れてました。 そうして浅倉さんは法務大臣という名で私たちの仲間に加わったんです。 国民!私は浅倉さんと一緒に仕事をしました。 え?僕の過去はそんなに地獄なんですか?目の前にいるのが殺人鬼浅倉禄郎なんて…とても信じられませんでしたよ。 国のためを思う大統領がグランド開発の中止を条件に仕事を請け負ったというのはどうでしょうね。 請け負った仕事を浅倉にやらせた。