殺人現場の証拠資料をなくされたとか?ありえません。 犯人特定の重要な手がかりとなるゲソ痕がネガごととなると偶然一緒になくなったと考えるよりは誰かが意図的に盗んだと考えるべきでしょうねぇ。 ここに入る技術を持った警察関係者。 あの瀬沼優さんの所属部署は?そちらに入られますと奥にプログラム開発部がございますので。 嶋村君!「はい何でしょう?」情報通信局につないでください。 官房長は今朝奥様の手料理は?うちのは昨日から孫のとこ。 そうだねぇ所帯を持っても毎朝手料理というわけにはいかないねぇ。
一人暮らしだったんすかね?嶋村課長は数年前に離婚されているそうです。 って誰なんすかね?どうやら嶋村課長ただの病死ではないようですねぇ。 「防衛省情報本部総務部長の佐々木勝久で…ございます」あ~あ。 嶋村課長が!?彼ならば鑑識から盗み出せるでしょう。 嶋村課長は病死。 そして佐々木部長も病死。 で瀬沼優の弟と佐々木部長の部下の女性にもやはり接点がある。 嶋村課長と佐々木部長は病死ですからね。 嶋村課長は10年前当時公安部長だった小野田官房長の部下でした。
「このネガ間違いなく現場の写真ですよ」「やっぱり盗んだのは嶋村課長…」「しかし嶋村君がなぜ?」「もしかして瀬沼優を殺した犯人は嶋村課長」その可能性はありますねぇ。 なぜ嶋村課長は瀬沼優を殺したか。 その嶋村課長は誰に殺されたのかです。 あら嶋村君は殺されたの?その可能性が高いと俺たちは思ってます。 発送差し止め騒ぎ?つまり発送を中断するよう命令が下った?ええその日の第三集配ですから夜の6時から9時までの間に集められた小包全部。 嶋村課長はわかってたんですね調べられる事。
殺人事件?失礼します。 はい?その事件の遺留品が警察庁の公安幹部に。 ところが不思議な事にその公安幹部はせっかく盗んだそれをまた警察に返してきたんです。 その公安幹部が亡くなったのは。 殺された公安幹部の家に鍵もなく入り盗聴器や盗撮器ひいては発信機まで仕掛ける事ができるのですから。 1つの殺人事件と2つの病死。 きっと嶋村課長を殺したのも俺たちを襲ったのも。 嶋村課長の家に合致する靴はありませんでした。 つまり瀬沼優を殺した犯人は嶋村課長ではない。
え?あぁ何で瀬沼翔が嶋村課長や公安調査庁Mr.Xとの関係を自白しなかったかですか?それ以前になぜ彼らほどの人物が危ない橋を渡ってまで殺人犯を守ったのでしょうか。 やっぱそれ嶋村課長やMr.Xから頼まれたプログラムだったんすかね?だからそれが完成するまでは警察に逮捕させるわけにいかなかった。 そのプログラムは民間人ではない嶋村課長や公安調査庁の彼による依頼だとすれば今の段階で彼があれ以上話をするとは思えませんねぇ。
防衛省の?同僚の方と会計プログラムの依頼をしていた。 ちゃんと逮捕したのかよ?したよ!した途端だよ!それだけじゃなく捜査本部も消えちゃって。 え?噂では公安主導の捜査本部になったそうだ。 誰がここに入っていいと言った?被疑者とその捜査本部が公安に移ったそうですねぇ。 なぜ非公式な捜査本部に。 どうもこれ衛星のプログラムらしいです。 どのような衛星プログラムでしょう?それはまだ。 あなた方が瀬沼翔に依頼しているプログラムが本当に会計プログラムなのかどうか。
彼の作るプログラムが日本には必要なんです。 その衛星プログラムもうすぐ解析できるよ。 国内のプログラム開発の監視それが私の仕事。 それで見つけたのよ瀬沼兄弟のプログラムを。 元々はどのようなプログラムだったのでしょう?GPS衛星を使ったゲームのプログラム。 それを止めて彼の殺人を隠したのか?プログラムが完成するまでよ!あんたねえ!嶋村課長と佐々木部長はどうして?そのプログラムに予想以上に開発費がかさんでなるほどそれで佐々木部長の知るところとなった。
パラボラアンテナを作っている町工場の職人は自分の作る製品が軍事転用されるなどとは思いもせずに作りそれを通信機器メーカーの営業マンもそれを買った国際輸送代理店は軍事利用される事を知りながらもその国に輸出してしまった。 家族がテロリストに殺される。 だがそのためには各省庁の機能と権限を中央に移す必要があります。 それをもとに政府と取り引きすれば内閣情報調査室を筆頭に各省庁も追随せざるを得なくなるはず。 かつて某国のテロリストが使いまんまと病死に見せかけたのと同じ方法を使って。 今テロリストはあなた方だ。
今回右京さんに捜査を頼んだの官房長でしょ?頼んだっけ?明確な指示はありませんでしたが。 載せる勇気はないんですか?CIA設立を目指した若手官僚による連続殺人事件。 「警視庁職員としての職権を乱用し関係各所の捜査取り調べなど職務違反的捜査活動を行ったうえ前記マスコミへの情報漏えいを行った」以上事実と異なる個所はありますか?それともすべて正しいと認めますか?すべて認めます。 本来処分の言い渡しは後日であるが職務違反が事実明確であるうえ当職もその事由を認められているために本日付けで処分を発表する。
「地方公務員法第49条及び第50条に基づく」訴えだそうです。 亀山巡査部長の身柄を人事院が預かるとの事です。 それまでの警察でのしがらみ退職後の就職先の不安そのような理由からしたくてもできないのが警察官の現状です。 それをするつもりなのか?お前は!一応地方公務員の権利なんで。 でも俺公開審理なんて慣れてないからいろいろしゃべっちゃうかもしれません。 それでは亀山巡査部長を人事院に連れて行きます。 キャリアつまり国家公務員である杉下右京でなく地方公務員の彼だからこそ成立する方法です。 人事院での公開審理か。