薬物対策課の鳴海刑事同じく安堂刑事だ。 抵抗はやめろ！ナイフを捨てるんだ！おらー！貴様…！ヤクの売人とはいえうちの刑事が誤って撃ってしまったホトケですから。
現場にいた刑事の話では売人が立ち上がって鳴海刑事に襲いかかった時ですよね。 これが科捜研の鑑定結果なんですが。 現場の位置関係をねもう一度鑑定し直してみたんだけど…。 でもその刑事が威嚇射撃をしたのがここなんです。 つまり安堂刑事は威嚇射撃をした後わざわざ相手から遠ざかって発砲した事になる。 え？安堂は売人を撃った後すぐに緊急配備を要請している。 あああと土門先輩ってうちの刑事が撃っちゃったっていう売人調べてるんですよね松田っていう。 現場にあった覚せい剤は売人が取引してたもの。
偽装されていたという事か？松田さんの遺留品を鑑定してみないとはっきりした事は言えないけど可能性は高いと思う。 いやお前の事だから売人が撃たれた事件の鑑定にまだこだわってるんじゃないかと思ってさ。 なんで警察が押収した覚せい剤売人が持ってるの？それでこれに付着していた指紋を調べました。 ねえ…私たちが今まで科学でつかみ取ってきた真実は目をつぶっていいようなものだった？だったら…私たちはなんのために鑑定してるの？科学者が真実に目をつぶる。
その山内以外に３人だけ別人のＤＮＡが確認出来ました。 「覚せい剤取締法違反カッコ所持使用」で前科３犯。 山内の部屋にこの渡辺って男の指紋は？なんでわかんのや？自分に発信機や盗聴器が仕掛けられてるかもしれないって身に着けているものをいっぺんに捨ててしまう典型的な症状なの。 山内裕也覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕する。 鑑定書？なんの？通り魔が所持していた覚せい剤は売人の松田から得たものでありひいては京都府警が過去に押収したものでした。
あなた方は一緒にこの家に住んでるんですか？ここはシェアハウスなんです。 シェアハウス？他人同士で共同生活する家です。 最後に上原美帆さんの姿を見たのはいつですか？おととい…土曜日の朝です。 おとといの土曜日から現在まで丸一日以上美帆さんの姿を見なくて不審に思わなかったんですか？ここでのルールなんです。 上原美帆さんの血液型もＡＢ型と判明したわ。 まずは上原美帆が所持していた金の出所だ。 シェアハウスに入られる方は人とのふれあいを求める人が多いと思っていましたが美帆さんは違ったんですか。
ノルウェージャンフォレストキャットという長毛種の猫だった。 鳥谷亜沙子さんはいらっしゃいますか？ではどちらに？知りませんよ…。 土曜日…亜沙子さんはノルウェージャンフォレストキャットという品種の猫を飼っていませんでしたか？ああ…ノエルね。 その鍵を見せていただけますか？鳥谷亜沙子さんをご存じですよね？不動産屋に確認したところ鳥谷亜沙子は２年前まではここの住人だったそうですね。
え？何言ってるの？亜沙子さん？それにあそこで殺人が起きた事が知られたらシェアハウスが閉鎖になってしまうと思ったんです。 その後鳥谷亜沙子から連絡は？「ありません」「また連絡があったら自首を勧めるつもりでした」なんらかの経緯で上原美帆が大金を持っている事に気付き殺害。 どうした？静子さんは鳥谷亜沙子の犯行だと知っていた。 Ｂ型の血の白血球から犯人のＤＮＡを抽出しようと何度もやってみたんですけどどうしても被害者の上原美帆さんのＤＮＡと同じようになってしまうんです。