景気が回復傾向とニュースでは言ってるがタクシー業界は景気回復とまではいかないだから我々の売り上げを脅かすライバルの交通機関は全く歓迎出来ないのだでかい図体しちゃって…。 田島秀彦さんの娘さんだよね?もしもし珠美?どこにいるの?孝さんのご両親もういらしてるわよ。 このマンションにオフィスを構えているルポライターです。 やっぱり死因はここ?頭部強打による頭蓋内出血。 で死亡推定時刻は?昨日の午後4時から7時の間。 この場所は普段入居者が出入りしない場所なので死体の発見も遅れたものと思われます。
あいつが殺された!?木下さんのオフィスでアルバイトをしている女性の供述によるとあなたは一昨日の昼…。 実は被害者の木下のものと同じ携帯電話が今朝8時に調布の交番に落とし物として届けられていた。 木下は田島結衣という女性と話している。 「二子玉川3丁目で田島様がお待ちです」昨日の夜明さんの応対がとても丁寧だったので指名させて頂きました。 えっ!?そう!大空の華!知性と教養と美貌が売り物のキャビンアテンダーント!さっき羽田に到着したって連絡があった。
自分は経済問題のルポを執筆していて今格安航空について原稿をまとめているので取材をさせてもらえないかって。 行方不明?こちらは?私の妹の婚約者で明神さんとおっしゃいます。 私がどうも引っかかるのは…この田島結衣だ。 その田島結衣の知り合いの木下が殺された同じ日に妹が行方不明になってます。 ただ田島結衣には木下殺害時刻絶対的なアリバイがあります。 ガイ者のオフィスの引き出しから大量のUSBメモリーが…。
あっメザシ…!はーいメザシ焼けました!お待ちどおさまです!いいですか?エステティックサロンや高級フィットネスクラブの更衣室での会話も録音されてたんです。 ですが例の田島結衣木下から経済問題のルポを書くからと言って取材を申し込まれたと我々に言っていましたが木下の専門は経済ではありません。 田島結衣は木下が殺害された時刻5時15分から7時の間は木下には共犯者がいた。 田島さんって田島結衣さんですか?メザシ返せ!我が社では新規路線の開拓を考える中で深夜発着の便を検討してます。 夜明さんが田島結衣と神戸へ?はい。
汽笛?タンファンチェ…。 先輩は中華街のタンファンチェというお店で仮眠をとってるって。 先輩神谷が田島姉妹を疑ったのはそれはもちろん最初はいつもの当たらない勘です。 警察の方がなぜ?あの…あなたたち姉妹のふるさと大分だっておっしゃってましたよね?ええ。 こういう事考えられませんか?珠美さんいったん神戸に来て神戸から大分に向かった。 神戸から大分行きのフェリーが出てます。 それじゃ珠美はそれに乗って大分へ?十分考えられます。
となると…「ORIENTALHOTEL」。 その旅館の主田島秀彦こそが田島結衣珠美姉妹の父親だ。 えっ?なんですって?これで畑中と田島姉妹に繋がりがあった事が証明されたな。 田島珠美がこちらに泊まってるはずなんですが。 なんだって?先輩その様子だと当分は田島結衣と一緒ですか?うん…。 昨夜8時10分から9時の間あなたは神戸発大分行きのフェリーに乗船していた。 それで珠美さんの居所は?今朝までこのホテルにいた事はわかりましたがそのあとの事はわかりません。
あの時この九重の街には溝口の方は高校の同級生だった田島の旅館に宿泊して代議士をつかず離れず見守っていたわけです。 田島結衣の父親田島秀彦の指紋です。 万一田島さんの犯行だとして動機は?畑中は10年前の事件をネタに木下同様田島珠美を強請ろうとした。 田島秀彦が畑中を殺害した動機はなんなんでしょうか?娘の珠美が強請られているのを田島は知らなかったんですよね?そこなんだよ問題は。 大分出身の浜本代議士は野依新池の問題で建設業者との癒着を以前から噂されていたからな。
皆さんもねチンタラ走ってないで夜明さんのように売り上げ向上目指してください。 結衣さんは私に何かを伝えようとしてためらっていたそれがなんだったのか…USBメモリーが見つからない?花束を持って事件現場に行ってたそうじゃありませんか。 実は木下を殺したのは田島じゃなくて結衣なんじゃありませんかね?しかし…。 結衣さんには絶対的なアリバイがある。 木下殺害時は5時5分に俺のタクシーに乗って羽田に行ってそこから新千歳。
第一木下の携帯は事件の次の日の朝8時調布で発見されたんだよ。 結衣さんのアリバイが崩れる可能性が出てきた出戻り娘のさ潮美が言うんだよ。 あなたのアリバイ工作に私も警察も騙されました。 あなたはその上で私のタクシーから木下の携帯を使って自分の携帯に電話をかけた。 けど幸いな事にサラリーマンに携帯を拾われてあなたのアリバイは成立した。 警察はUSBを回収し10年前の録音を確認しました。 最初…木下は珠美のところに現れました。 きっかけになったのは高校生がトンボの保護活動をしているという新聞記事でした。